2008年5月のエントリー

サンクチュアリな一日

夜、近畿大学四谷校舎へ。
マネージャー高橋さんが
車を飛ばしてくれて
間に合った。

私が若いころ、
一緒にバイトしていたPATE屋で
友達になった、ぱくきょんみさん(詩人)に
ゲスト講師をたのまれちゃった。

若人50人と近距離でのトーク。
やにリラックスして楽しかった。
生徒さんも積極的だったし、
せまい空間って、なぜだか
心は広々とさせる空気がありますね。

ぱくさんがいうには、
当時の私(ハタチ頃)は
まじめで、暗かったそうだ。
そうかも!
ぱくさんとは仲も良かったし、
大好きでありながら、
一方でヤキモチを
焼いてたことを思い出しました。

当時出版したぱくさんの詩集
「すうぷ」が、オーナーの林さんに
絶賛されてたり、
谷川俊太郎さんや矢野顕子さんからは
自筆の手紙で認められ
(それを見せてもらった当時の私は
手が震えてたそうだ)、
大学を二つも卒業し、
気性がのんびりしてて、
自分を偽ることや、疑いなどを知らぬお人柄。
嫉妬!とSHIT!のはざまで
BUT!なのでしたが、
なぜか気があい、
どんどん仲良くなりました。

今日のお昼は、フジコヘミングさんとお目にかかれ、
ビートたけしさんとお話でき、
しかも夜はその講演会のあと、
ナンシー関さん「大ハンコ展」への
VTRコメント収録で、業界一腰の低い
川勝正幸さんとご一緒。
人に恵まれてるな~、と感じた一日でした。

もはや死期が迫ってるのかもしれません。
今のうちに私を大事にしてください。

ヤングコーン。焼きたてを食べ、 初めておいしさがわかりました。 あんた、うまかったんだね。 誤解してたよ。

脂肪保存指令

こんなに仕事をし、
こんなに食べず。
なのに、なぜ体重は
100gとして減らないの。
ゆずらないわね~。

まるで身体が
「また脳みそがやせようと思ってるぞ」と
感知して、
脂肪保存指令でも送っているような。

やみくもにやせたいわけじゃなく、
気持ちのいい体重にしたいだけなのになー。

チキンだって、全部食べたわけじゃない。

事情

オットが、仕事帰りに
「やにかわいい洋服を着た、
ものすごく変わった犬」を
連れ歩いてる人を発見したそうです。
すれ違いざまにじっと見たら、
それはなんとイノシシだったそう。

「歩いてる人、得意そうにしてた?」
と聞いたら、
「それがものすごく、恥ずかしそうで暗かった」
とのこと。
世の中とてつもなくいろんな事情が
あるもの、を結論とします。

野沢直子ちゃんのとこの次女が、
なぜかあきれるほどの豚好きで、
「彼らがいかに清潔で賢く、
素晴らしいペットになりえるか」
私に熱弁を振るった時のことを
この件とは関係ないまま
なんとなく思い出しました。

チューリップにも咲く事情があり。


「ゲゲゲの女房」、読みました!

ゲーテの世界を知りたくなったり、
ガロについて知りたくなったり。
貧乏についての話は、いつもなんだか惹かれます。
ユーモアと貧乏は、いつもものすごく
直結していますね。
金持ちから出た一流のお笑い芸人は
なぜかおらず、
売れてるお笑い芸人ほど、皆さん
貧乏を経験なさっておられるような。

あと、「お見合いの不思議」も。
恋愛もないままの男女が、
ハタメから見ると
うまく行くはずがなさそうな結婚なのに、
じっさい、離婚率は少ない。
この本では、見合いをした二人が
出会うべきだった運命すら感じます。

初めからあきらめる形。
プラス思考のこの世の中で、
私はなんだか、「これだ!」
と思いました。

Whitney\'s hiccups

ホイットニー・ヒューストン
(Whitney Houston)を
英語っぽく発音してみましょう。
ホイットニーが、
ほとんど「イッ・ニー」と
なります。
一瞬のしゃっくりの乱用で
英語は達者になれると思われます。

写真撮影のとき、
「一番の笑顔」でいるのは
つらいもの。
初対面のカメラマンさんへ
最高のスマイル。
素敵な感じの白々しい空気。

しかしその白さはまわりにも
伝るものらしく、
よほどの人物でもない限り、
そんな私をじっと見る
スタッフはいません。
編集者もライターさんも、
ほどよくどっかヨソを見ててくれます。

日本人は昔から心理を
読みあって生きてきた
民族なんだとか。
ありがたい、、。

そういう私は、心の中で
「そういうポーズが平気な女性」の
モノマネをしてます。
RIKACOさんには
何度かお世話に
なっているのです。

松ぼっくり。ホイットニーな感じで発音してみて。

うつむくフラミンゴ

さんまさんの番組へ。
私の担当のメイクさんは、
二週間に渡るモロッコ帰り。
砂漠でラクダと散歩をしたんだとか。
(すごい言葉。)
石鹸のおみやげをいただきました。

長谷川洋子さん(町子さんの妹さん)著
「サザエさんの東京物語」が楽しかった。
姉妹の関係、猛烈なお母さん、
意外な町子さんの一面など
タクシーの中でも止まらず、
一気に読み終わりました。

先週から、本についてるとしか
思えません。

池松江美さんの「男性不信」!
すでに友人に配りまくりました。
勇気、冷静さ、胸のすくセリフ、
笑えるし、驚くし、スカッとするし、
最高です。

今読んでるのは
赤瀬川源平さんの「祝!中古良品」
もう少しで終わりそうで、
明日のためにバッグに入れたのは、
武良布枝さんの「ゲゲゲの女房」。

読書って、クセになるのか、
一番の趣味かのように
ハマる時があります。
寝るのがおしくなりますね。

うつむくフラミンゴたち
のような花発見。↓

 

笑顔ピアニッシモ

ジャズピアニストの中島久恵さんに、
「清水さんの弾き方は、
イマドキの若い人たちと同じで、
力で言おうとしています。
ピアノはデシベル
(音の大きさ)ではなく、
ヘルツ(空気の振動)で
聞こえる楽器です。
もっとゆるーく、弱ーく、
そおっと弾いてみましょう。
強く叩くのは簡単なんです。」
と言われ、ここのところ
できるだけ小さな音で、
そおっとドレミファソラシド、、。
と、耳を近づけて
地味に弾いてたのですが
(眠くなる)。

数ヵ月後、
ふと、ピアノが柔らかくて
とてもいい音になってました。
あら!
ぜんぜん違う!

「そういえばピアノって、もともと
ピアニッシモという意味ですもんね」
と、気の効いた風なことを言ったら、
「うーん、ピアノフォルテです、よね」。
笑顔ピアニッシモ。

最近の若者発見。 服装フォルテッシモ。

教え

飛騨高山でお会いした大学教授が、
こんなことをおっしゃってました。
葉っぱや花など、植物の名前は何でもご存知という方。

「なーに、ここでいくら自然に
いっぱい囲まれてるからって、
ヒトがちゃんと見ておらなければ、
自然は無いに等しいよ。
こないだ市内の喫茶店で
おばさん二人が話をしてるのを
聞いとったらねえ。
あんなに朴の葉に世話になっとってだ、
片方がこう言うんだ。
『私、朴の木の花が咲くの、初めて見た』。
いくらでも咲いとるのよ。
上を見て歩けば。
きれいな白い花が。
でも見ようとしないんだ。
いつでも見れると思ってね。
ところが、もう一人は何て言った?
『あれあんた、朴の木に花なんか咲かんよ?』
ときたもんだ。
ちゃーんと見ようと思わにゃあんた、
どんなに自然が豊かでも無いに等しいんよ。
銀座にだって、見ようと思えば自然は見つかる。」

勉強になりました。
私も朴の花は見てなかったクチです。
別の意味のホウのハナなら
聞いたことがあったけど。
自然を無視しとるってことですね。
じろじろ見て歩きます。

顔に傷のある猫発見。

感謝

ハードなデイズ。
眠いだろうが元気だろうが
待ち時間も長いのがドラマの撮影。

すぐに横になって眠りこける私。
しかし、まじめなマネージャー
高橋さんはきちんと仕事体制。
えらいなあ~、尊敬する~。
しかし高橋さんは退職することに。

ちょうど撮影で名古屋にいたこともあり、
名古屋在住の元マネージャー、コトミちゃんに
「誰かいい人いない~?」
と聞いてみたら、
「私が結婚してなかったら、ミっちゃんの
マネージャーもう一回やってもいいのに」
と言ってくれて、
ものすごく嬉しかった。
ああ感謝は尽きず。
今までマネージャーをやってくれた人が
ずうっと幸せでありますように。

タイト

時間がタイトだなあ、と思ったら
スカートもタイトになってました。
ちょいちょい食べてしまうもんですねえ。
友達が遊びにきた、とか
お菓子をいただいた、とか
ここでしか食べられない、など、
言い訳は山のように
あふれています。

理由をつけたり、
ソースをつけたり、
明日にかけたり、
マヨネーズをかけたり。

股旅

ショーケン特集をズラーッと
やっている映画館があり、
知人と「アフリカの光」を観てきました。

本当に観たかったのは「股旅」という作品
なのですが、時間が合わず断念。

「股旅」は時代劇なのですが、
かなりリアルな、カッコ悪い、
サクサクとは行かない
斬り合いのシーンが
秀逸なのだとか。
きっと本当はそうだったのでしょう。
DVDで観ようと思います。

DVDといえば、私のライブものが
来月25日に発売されますが、
「これが(収録が)ダメなのはわかるけど、
こっちはOKなんだ?」
と、驚くこともしばしば。
どんなにサクサク切られても
エラい方や専門家を信頼し、
さからいません。
出せるだけでもありがてえでござんす。

あわびのうま煮。江戸時代にもあったでしょうか。

ECOひいき

ニッポン放送に置いてあった、
女性週刊誌の記事。
最近はエコについての発言を
よく見かけますが
これは、と、
ちょっと笑ってしまいました。

エコ、流行ってるんだよね?私も大好き!
イェイ!そのエコ、5つくださーい!
みたいな。

どこかでかけまちがえた正義が
本末転倒な結果に。
落語にこんな一席がありそう。

BREAD BOARD

飛騨高山に帰ってたのですが、
ふと
「右手では松倉中学校の校歌、
左手では南小学校の校歌を同時に弾く」
というのを音楽室で
やってたことを思い出しました。
さすがに誰も喜べない作風ですな、、。

思い出せなかった高校の校歌も、
おととい急に思い出せました。

十代の耳の記憶って、
強く残ってるもの
なんでしょうね。

Oak Villageで自分におみやげ。
ブレッドボードです。

そのまま切って、お皿になります。
パンくずがこぼれないように溝が
できてます。

遅くなりました。

まぎれもなく、あの
桃井かおりさんが
おられたのです。
高校生には大事件。

しかし、私に「早く見てみて」、
と何度か言われた父は、
好みの古時計に没頭中。

うざかったらしく、
『何や?だれえっ?』と、
でかいダミ声が
上品な店内に響きわたり、
私は一回死にました。

桃井さんは、
お店のオーナーとお話しながら、
アクセサリーをお選び中。
信じられない。
すぐそばにおられるなんて。

サインや写真など欲しがるより、
衝撃にすっかり打たれていました。

いつかこの話を
御本人にした時、
「ラパンアジル、大好きだったからさあぁ、
毎日みたく行ってたのよねぇ。
あそこにいたんだあ~」。

それをまた即モノマネしたがる
自分の声を抑えました。

 

 

田舎に帰っとりまして
更新遅くなりましたー。

ラパン・アジルの思い出

高校一年のときの話。
私の父は
西洋アンティークが趣味で
(喫茶店に陳列)、
たまに東京で買い物をしてました。

一緒に連れてってもらった
白金にある「ラパン・アジル」というお店で
起こったことは、
いまだに忘れられません。

私はまだ子供でしたし、
アンティークなどには
まったく興味もなく、
待ち時間が長いので、
お店の片隅で文庫本を
読んでたのですが。

その店の奥の部屋にいた
お客さんの声が聞こえてきて、
一瞬にして、身体中に震えが走りました。
しびれた。という感じ。

この声、まちがいない!
わあああ、どうしよう!
確信すると同時に
よろよろと立ち上がった、はずが、
自分のひざが、震えのあまりに
うまく歩行できませんでした。

身体とは、こんなに融通のきかないものか、
と、思いました。
ともかく一歩一歩ヨロヨロと
父親に近づき、押し殺した声で
「あのね、これから私の指差す方を、
さりげなく見てほしいんだけど、、、、」と、
頼みました。
そこには

次回に続く。

馬肉のリゾット

知人宅のおだやかな犬と、
猫たちの写真。

猫の気持ちが、
背中にもかかわらず
よく伝わってきます。
どんなどんなどんなー?

ちなみに食べているのは、 馬肉のリゾットだとか。 すごいことになってるんですね。 ペットフード業界。 食べてみたいんだけど。

カプチーノ

美容院に行ってきたのですが、
そこの男性からこんな話が。

ゴールデンウイークに旅に出かけ、
サービスエリアに入ったのですが、
そこの売店で、
「清水さんの映像が繰り返し流れてましたよ」
とのこと。
何それ、なえるわー、と聞いたら
「行列のできる肉まん売り場のところなんだけど、
そこでロケをした番組みたいでしたよ。
くりぃむしちゅー上田さんらもおられました」
とのこと。
うわわわ~。
恥ずかしきこと多かりき。

せめてお茶でにごしました。

おひまなら来てよね 私 カプチーノ

デリカシー

タクシーで流れてたラジオの歌を、
なんともなしに聞いてたのですが、
あらためて意味に驚き、その歌詞を
心で反芻してみました。

かつて日本中で大ヒットした「なみだの操」
なんですが。

「あなたーの為ーに 守り通した 女の操」
と、いきなり衝撃の告白。

「今さら 人にー ささげられないわ」
と、やや挑戦的。

「あなたのー、決してお邪魔はしないから」
と、緊迫しながら、

「おそばにおいて欲しいのよ~」
本題提示。

「お別れするより 死にたいわ」
完全脅迫し

「女だから~」
と、非常識的な理由。

こんな人いないーと、
ちょっと笑いました。

しかしながら、なんというか
当時、これを歌った歌手の表情に、
どこか愛嬌が漂っていた。

あの顔に、誰もが救われた、、、、。
つまり、そこにヒットの勝因が
あったのではないでしょうか。

おそばーにおいて欲しい ような味でした。

素晴らしき月曜日

きのうは黒澤明ドキュメンタリーがBSで、
夜はフジテレビでも映画監督特集が。

長年黒澤明チームのスタッフをやってらっしゃる
野上照代さんの、洋服と人間がステキだなあ、と
思ったら、たちまちモノマネができました。
江戸っ子っぽい話し方と素朴な声。
どこで披露できるのだ。

好きになる気持ちって、ホント、
商売には向いてないかも、ですね。

コーヒーゼリーのおいしい季節 IN ニッポン放送

UENO ZOO

日曜日、コドモと西洋美術館に行ってきたので、
ちょっと考えて↓

隣の上野動物園にも行ってみることに。


長老の噺家さんとバッタリ。


高校生のアイドルも。
「オハヨウゴザイマース!」


大スター登場。
オーラがありました。
生活感ないよね。


ロックバンドのボーカルは
リハ中で、挨拶無視された。

すげーシャウトしてました。

I'LL REMEMBER APRIL

ビバリー終わりに、向かいの
ホテルの喫茶店で
打ち合わせ。
そうしたら、Chick Coreaさんが
目の前に!!
なんて偶然。

「ゆうべあなたのプレイを
拝見したばかりだけど、
とてもゴージャズだったわ。
ああ、あなたと握手してもらうのは
これで2度目。
学生時代に新宿ピットインで。
なつかしいわ」
この程度の英語がまったく
思いつかず。
プレジャー、プレジャー、と
何度か繰り返してました。

そのあと、ランチに
韓流亭で冷麺。
コリア・チック。

OLD CASTLE, BY THE RIVER, IN THE MIDDLE OF A FOREST

いつか、友人とピアノの
調律の話になったのですが、
「人によってぜんっぜん違う!」
と言います。
私はそういう繊細な耳を
持っておらず、
私のかわいいSTAINWAYも
(半年に一度、エビネさんに
調律してもらったらあとは安心)、
という人間。
「そんなに違うもの?」
と言いました。すると、
「違います。私が信頼している方は日本人で、
その世界では有名なおじいさんなんだけど、
ホンットに天才的な調律で、
ピアノの弦に話しかけるかのように
調律をされているお姿と、
変化していくその音色に、毎回感動します。」
とのことでした。
ステキな職業、、、。
職人というより、芸術家に近いもの
なんでしょうか。

いつかは矢野顕子さんとも
調律の話になったのですが、
「こないだね、大々的な調律をしたの~」、
とおっしゃってて、
「大々的、ってどういう意味ですか」、
と言ったら、
「弦の下のフェルト部分の
総とっかえから」
とのことでした。
ひえ~。
プロの世界は緻密だなあ。

さてその友人、
「その方が調律をしてくださる
ライブがあります。よろしければぜひ」
とのことで、ゆうべ
上原ひろみさんとチック・コリアさんとの
ピアノ競演を
聞いてきました。

調律の良さはとうぜん私には
わかりませんでしたが、
競演の良さだけは、
さすがによくわかりました。

ブログのタイトルは、アンコール前に
プレイされた上原さんの曲。