教え
飛騨高山でお会いした大学教授が、
こんなことをおっしゃってました。
葉っぱや花など、植物の名前は何でもご存知という方。
「なーに、ここでいくら自然に
いっぱい囲まれてるからって、
ヒトがちゃんと見ておらなければ、
自然は無いに等しいよ。
こないだ市内の喫茶店で
おばさん二人が話をしてるのを
聞いとったらねえ。
あんなに朴の葉に世話になっとってだ、
片方がこう言うんだ。
『私、朴の木の花が咲くの、初めて見た』。
いくらでも咲いとるのよ。
上を見て歩けば。
きれいな白い花が。
でも見ようとしないんだ。
いつでも見れると思ってね。
ところが、もう一人は何て言った?
『あれあんた、朴の木に花なんか咲かんよ?』
ときたもんだ。
ちゃーんと見ようと思わにゃあんた、
どんなに自然が豊かでも無いに等しいんよ。
銀座にだって、見ようと思えば自然は見つかる。」
勉強になりました。
私も朴の花は見てなかったクチです。
別の意味のホウのハナなら
聞いたことがあったけど。
自然を無視しとるってことですね。
じろじろ見て歩きます。
顔に傷のある猫発見。