2004年5月のエントリー

メール、受け取りました。

たくさんメールを受け取ってました。

神奈川の13歳女子からのメール。

≪こんにちは!初めてメールさせて頂きます。
日マネ聞いてます。今週(今日)は2時間でしたねv
とても楽しんで聞かせていただきました。ただ、なんでもないこと
なのですが、今日、ドラえもんとしずかちゃんのまね会話を始めに
してましたよね?そのとき、しずかちゃんが、ドラえもんのことを
「ドラえもん」と呼んでいたのが、少し気になりました。
しずかちゃんの場合は、「ドラちゃん」と呼ぶんじゃないでしょうか?
・・・ホントになんでもないことですね(汗 スイマセン
これからも御活躍楽しみにしてます。
お体に気をつけて、がんばってください。応援してます!
また、御迷惑にならない程度にメールを送らせて頂きます。≫

ありがとうございました。
さっそく放送でおわび(?)し、ちゃんと「ドラちゃ~ん」と、
しずかちゃんになりきって呼ばせていただきました。
最後の一行が、やにオトナなのがいいですね。

そして次は福岡のキンタクンテさんから。

≪今度のライブ、福岡にもきてくださるのですね。非常にうれしいです。
1月の草月ホールも行きましたが7月の福岡・イムズホールも行きます。
隅から隅まで、あの時と全く同じネタでも全然オッケーです。
今度は笑い疲れないように体力つけなきゃ。
先日福岡のプロモーターさんから宣伝のハガキが来たので
本日そちらの先行予約でチケットを確保しました。そのハガキに
「15年ぶりに、イムズへ帰ってきます」と書いてありました。
15年てー。生まれた子供が中学3年になる年月でっせ。
どんだけほっとかれとっとか、福岡。と思いました。
とにかく本当に楽しみにしています。ではでは失礼致します。≫

リズムのいい文章を書かれるお方ですな。
ちょくちょく福岡は行ってるもんで、ライブがそんなに久々だったなんて
私もうっかりしとりました。
先週も行ってきて、空港でMD聞きながら、やたらおみやげを買いました。

埼玉県の田中くん21歳。

≪先日j-waveでの「はっぴいえんど」とのラジオ、
本当に楽しく聴かせて頂きました。
あのギクシャクトークは大瀧さんのおっしゃるように絶妙でした(笑)
私もはっぴいえんどの大ファンなので「もう一度再結成しないんですか?」
とメンバーの三人に質問されていて、何ともファンの気持ちを
代弁してくれているようでうれしかったですね。あの質問は
ミッチャンじゃないと緊張してしまってメンバーに質問できないかも(笑)
とても楽しいひと時ありがとうございました。≫

私はその前の収録が伸びて2時間ほどお待たせしてしまい、
ドキドキ冷や汗の放送でした。
いただいたメールの内容は、そのまま大瀧さんにもお伝えしましたよ。
あのあと食事をしたのですが、こっちの内容を放送できたら!
と、とても残念でした。どうしてもリラックスできますもんね。

東京都のヒカリさん27歳

≪清水さんこんばんわ。私は歌を勉強中のフリーターです。
最近声の勉強のために清水さんのラジオを聞き始めました。
松任谷由実、似すぎ!
というか、本人の生霊が入っている感じです..!
驚愕のあまり体がしばらく固まりました。中森明菜も好きです。
「日曜はマネよ」で、うそうそ講座とかないのでしょうか?
(モノマネのワンポイント講座)を切望いたします。どのように口をあけ、
どのように生霊をとりこめば似るのか等、教えてください。≫

ホント?ホント?
やはりシャーマニズムのポイントは尊敬とファン心理じゃないでしょうか。
(と、低い声で)
ライブでもやりますから、機会があったらぜひ聞きに来てください。
(と、低い声で)
横浜大好き~!
(と、低い声で)

神奈川県の茂雄さんからは、

≪「日曜はマネよ」このテンションは何なのだろう。最高です。
お陰様で、日曜日に"元気"をもらって、月曜日から働きに行く気に
なります。私は、この時間は、ラジオを持って、横浜公園のベンチで
聞いておりますが、私の笑いに合わせて、ダンボール・ハウスの
失職中人間小屋からも同時に笑い声がするのは、何故でしょう?
小泉首相もきっと、世の中明るくしてくれて有難うと言っているはずです。≫

しみじみいい光景ですなあ。
うれしかったです。
確か横浜公園って、ずっと昔にやな思い出があってね。
高校生だったかにサインしてたら、それに気がついたおばちゃんたちに
「あら。私にもサインして頂戴」なんて言われて、書いて渡したら
じーっと見て、「これ、なんて書いてあるの?」「失礼だけどあなた誰?」
という質問が帰ってきたという、、、。な、名乗りづらい、、、、。
しかしこれでスッキリしました。

ほかにもたくさんメールをいただいてました。

ありがとうございました。

たまたま物語

先月、イラストレーターの和田誠さんと食事をする機会がありました。
和田さんはいつも、偶然にさあ~、とか、たまたま僕がそこにいてね~、
とか必ずのんびりした口調のワリには、へえ~っ!!と思うような、
不思議な縁が必ずついてまわる運命の人のようで、
私はその不思議をいつか言おう言おうと思っていたのでした。
ついこのあいだ田中真紀子さんの長女の問題で発禁になった
週刊文春(表紙・和田誠)は、いったいどんなひどい記事なんだ!
と思って読んでみたら、「ウッソ~。こんな程度のことだったの?」的な、
あんなに怒られたワリには薄っちい内容で、しかし、やたらあのかごの中の
鳥のイラストの表紙が、何度も何度もテレビの画面に出てたワケです。
きっとこのイラストにも偶然が?と思ってたら、なんと後記に
「表紙の鳥はウソという種類の鳥です」とあったので、
ほらまた、と心の中で思ったのでした。

「カゴの中に入れられた、嘘のような展開。
出版禁止になった本の表紙は、まるでそれを象徴しているかのようでした。」
私がニュースキャスターだったら、それを言ってCMにする。

そんな話をしたあと、しばらくして音楽の話になった。
和田さんが、「URCレコードっていう会社が昔あってさあ、僕がそのころ、
どうも若い人の音楽に対してアンテナがうとくなってるなあ、と感じたり
するとちょいちょいのぞいてたんだよ。レコード棚からひょいひょいっと
持ち上げて迷っていると、うしろっからいきなり声をかけられて、
『それ、俺のヤツだから買ってくださいよ』『うう~ん、
じゃあまあ、聞いてみるか。』なんて会話があったんだから、
ほんと、のんびりした時代だったよねえ、」と言う。
また小さな偶然で、URCといえば私は翌日、番組ではっぴいえんどの
細野さん・大瀧さん・鈴木さんとお会いする仕事があり、実はやや
緊張していたのだ。不思議なご縁だなあ、この話も。
とその日は思いながら帰りました。

番組はなんとか終了し、大瀧さんと初お食事をし、スルドイ見解に
舌を巻きつつも、ちゃっかり仕事のお悩み相談したりして、楽しかった。
緊張ゆるみっぱなし。
で、その番組の中で、映画「ロスト・イン・トランスレーション」に
はっぴいえんどの曲が使われているということがわかり、
「みんなで観に行きましょーよ!」と私が言ったら、
意外にも皆さんがのってくださったので、一青窈さんにも声をかけ、
翌週の月曜にはいい大人がズラーっと渋谷で待ち合わせし、
横一列に(細野・一青・鈴木・清水・ライター川勝)並んで、
映画を鑑賞したのでした。大勢で見るの、ひさびさでいいもんだった。
そのあと食事をしながら、ユーミン様の初期、矢野顕子さんの16歳時代、
当時の心境や街の周辺話など、聞きたいことだらけで、
私は興奮を抑えていたほど。そこにUFOや鈴木さんの煮魚の話など
めずらしいものもちりばめられ、とても印象的な一日となったのでした。

その翌週、オットが「タカダワタル的、という映画を観に新宿に行くけれど、
あんたも行く?」というので、一緒について行きました。
ひゃあ、こんな素晴らしい人がいたのか、ちっとも知らなかった、
と私はいたく感動し、帰りに高田渡さんの本(バーボンストリートブルース)
を買ったら、その表紙がまた和田誠さんで、
なんだか偶然は一巡したかのようだった。
本当に面白い本で、手にとってから駅まで、
久々に歩き読みまでしてしまいました。
立ち読みより難しいが、意外とできる行為。それが歩き読み。
そのまま知り合いの店でコーヒーを飲んでいたら、(飲み読み)
偶然にも隣の席に鈴木慶一さんがいらっしゃり、
私は驚いたなんてもんじゃなかった。しかも、鈴木さん
「オレさっきまで遠藤賢司とサッカーやってたんだ」とのこと。
私の短いURC物語はこの晩ケリがついた?のかもしれません。
和田効果。