2010年5月のエントリー

山口公演

初山口初公演。
歴史があり、上品な県民性、と
聞いてたけど、前列の席に
「オレ、松村(邦洋)のおじさんだー!」と
声をかけてくれた男性がいて、
妙にムードが軽くなり、
しばらくするとまた
「オレ、松村のおじさんだ」
と、のんびり言うので、
「うるさい、さっき言っただろうが!」、と
私に叱られ、どんどんくだけた感じに。
それからというもの、
おかしな雰囲気が
全体に蔓延しはじめ、
こんなことは初めてですが
ネタの途中で私まで笑ってしまい、
やり直しも。


「後方席に、垂れ幕を
そっと出してた集団がいて
『私たちは清水ミチコさんを』
と書いてあったんですが、
後半が読めなかったです」。


と、マネージャー田中さん情報。
あらー、どっか上品ねえ。
(告訴します、だったりして)


帰りは、出待ちをしてくれた
若い女の子たちも、
長時間立ってたはずなのに、
私に会ったら
写真でもサインでもなく、
ただ口々にやさしく
誉めてくれたのでした。
あ、あ、あ、握手しろー!

島根公演

初島根の初公演。
泊まりだったのですが、
スタッフも疲れてるだろうし、
朝方、一人そっとホテルを抜け出して
フェリーで「宍道湖」一周。元気ねえ、、。
宍道湖と書いて「シンジコ」、と読みます。
パッと見、「シミチコ」みたいですね。
ああなんといい時間。
そのまま、街を城を小泉八雲邸を本屋を
ギリギリまで散策し、リハーサルへ。

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楽屋には、なんと
このHPのイラストの
かわいいケーキが。
ありがとうクロードさん。

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ファンの方からの花やお土産も
たくさんいただいてました。
恐縮です。


会場には東京や群馬からの
お客さんもいたりして。
「立ち見席の中に、くずれ落ちるように
ウケてらっしゃる女性が」
と、スタッフが嬉しそうに報告。
私もよりいっそう
はしゃいでしまいました。 

岡山公演

岡山でライブがありました。
さすが倉敷は美観地区です。
リハーサル前、
川がきれいだな~と、
ぼんやりながめてたら
さっそく白鳥が水面にやってきました。
ウソみたい。
バイト?
と、心で聞いたら
ええ、と、コックリうなづきました。

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会場では、
身体をふたつに折って
笑っているお客さんが目立ち、
私にとってこれ以上の
美観地区はありませんでした。

 

マネージャーとの会話

「清水さん、先日はお休みを
ありがとうございました。(おっとり)」
「いいのよいいのよ田中さん、
私ね、一瞬だけど、
温泉につかることができたんだよ。
ふふふ、田中さん、温泉っていいもんだよー。」
「ですよね、私もつかってきました。(おっとり)」
「え、なんでなんで?」
「お休みに箱根に行ってたんで。
これ、おみやげです。(おっとり)」

休んでとは言ったけど、
そんなには休まないでよ。
なんでマネージャーがロマンスカーで、
タレントの私が高山線乗り継いでんの?
その語尾についてくるおっとり、
なんとかならないのっ!

「あ、これ更年期の薬です。(おっとり)」
ありがとう田中さん、
これでカッカしないわ。
馬鹿者!

私のカルシウム

高山でクラシック音楽の司会でした。
久々に家族と遅い夕食。
ごちそうさまー。

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写真はおいしいひだ牛乳。
濃さが違います。
実家で、給食で、
私はこのカルシウムで育ちました。

元フジテレビの多胡ちゃんからメール。
上手(カミテ)の覚え方はいいとものタモリさん。
なるほど、「テレフォンショッキング」のときね!
客席とステージの合間が立ち位置の、
さすがの元AD目線ではないか。

よしもとばななさんのブログに、
私のライブの感想が!
うれしかったです。
ありがとうばななさん。

ヒラメキ

高校生の頃、
私は矢野顕子さんの歌にハマリ、
一人ピアノの前で
日夜コピー(モノマネ)してました。
録音までして聞いたものです。
そしていつしか
こう思ってたものでした。
 
(このまま行けば、
私もいつかああいう風に気持ちよく
弾けるようになるかもしれない。)
 
ああいう風とは、
自分でこれだ!と思う音を、
瞬時に自由に弾けること。
アドリブで、スイスイ泳ぐ。
 
自由に歌うモノマネができるんだから
本当の自由だってやってくるだろう。
 
今はじっくり時間をかけての
カンニングだけど
そのうちに自分の答えが見つかり、
スラスラと出てくるようになる。
 
しかし、それから数十年。
誤算、、。
 
できるようでできないのでした。
この、(できるようで)の部分がさらに
悲しみへ拍車をかけます。
わ、湧かないもんだね~。
 
たとえばジャズピアノも
マニュアルをよく勉強した
「アドリブ風に弾ける人」は
たくさんいるけど、
本当にイメージが湧きあがって、
瞬時にうまく音色が混ざり合う、
なんていうヒラメキに、
勉強の方法なんて
そもそもあるのか、、。
と疑いたくなります。
 
それは音楽だけじゃなく
絵画や、お笑い、デザインでも
同じなのかなあ。
ヒラメキが欲しいんだよね~。
ツブヤキなら、
はやってるのにさ~。
 

上手下手

ステージというものが、どこでも
上手(カミテ)と下手(シモテ)に
分かれている、ということを
ずいぶん昔、教わりました。
出る側にとって、
左の方向が上手(カミテ)で、
右方向が下手(シモテ)。

しかし、これが
何度言われても毎回
覚えられません。
「シモテって、つまり、右ね!?
私にとって右でしょ?」
などと、おおげさに手を
右に指して確認するのが
もう数十年続いています。
だいたいこう名前をつけた人間が
(ヘタクソ)と私は思ってて、
心で反抗してるもので、
よけいに覚えられない
のかもしれません。
 
そもそも、左右のややこしさを
回避するための言葉なのに、
なんで上下で分けたのか。
納得いきません。
しかも、
下手と書いて「ヘタ」、
みたいですし、
上手と書いて「ジョーズ」
みたいであり、
「下手、出る」と書かれてると
パッと見
シタテに出る、みたいだし、
ヘタな奴が出ろ、みたいです。
これで心が傷ついて
やめた舞台人も
多いと聞きます。
 
(いっそ今後は英語を使え)と
私は思っているのでした。
(STAGE RIGHT,STAGE LEFT)
恥ずかしいか。

 

お茶

静岡、すんごいクラシックホールで、
演芸にはもったいない音響。
お客さんも反応が素早く
幸せな二日間でした。
みなさん、ありがとー。

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知人からのメールで、
「目マンパクられ疑惑!」
に、笑いました。
ロンドン五輪の公式キャラクターが、
たまたま一つ目で、ちょっと似てる、、、。
ついて来ましたねー。
時代が。
音がします。


「明日は、朝からドラマ撮影だから
あんたは休んどきな」、と
マネージャー田中さんに言ったら
「あ、すんません。」(おっとり)
普通ここでいえいえいえダメですそんなそんな出ます出ます
田中さんいいのいいの無理しないでここはここはいやいやまじでまじで
お茶こぼれちゃった、ふきますふきます、
とかのやりとりがあるだろうキミ。
こういうところが田中さんは
つきあいやすいな~。

宣伝

明日は、運動音痴ののろくさい私が
バッティングセンターで、150キロの
剛球に挑戦した、
テレ東「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ!」
オンエアです。
そのあと、たまたま重なり
テレ朝ドラマ「ハガネの女」にも出てますので、
ぜひチェックしてくださいませ。

なごみちゃん

きのうはロケへ。
これが現実のシゴトなのだよな~っ。
早く慣れよう。
夢見たいな九日間でした。。。


さて、ロケ先で
こんなかわいいお手紙発見。
な、なごむ。。

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パブリックシアター最終日

いいお客さんだったー。
うひゃひゃひゃ~。
マイブラックアイズを
リクエストくれた方、
たまたまリハでやってて超ラッキー!
と思ってたら、まさかのコードミス。
次回またくれ給え!

「ロビーにお花がぜんぜんないと思ったら」
と、楽屋に来た知人がニコニコ。
楽屋にしか飾れないシステムの
シアターなんですよ。
せめてブログに咲かせてね。

楽屋でよしもとばななさん、
やっとお目にかかれたというのに
この日は地獄の撮影があり、
1分とお話できず。
ブルータスの話したかった。
 
その走る廊下で
森三中黒沢さんにバッタリ。
「何してんの」
「ライブ見てました」
「ええ?だって、あんた」
「来れないと思ってたら
急に大丈夫になって、
当日券売り場に並んで
チケット買って。」
「えー、じゃ」
「立ち見で(ニコニコ)」
「言えよ!」
なんていいコなんだ、、、。
忙しいのにずっとあそこに立ってたのか、、。
どんなに疲れただろうか。
しかし急ぐ廊下。
それより進み行く老化。
やかましいわ。

皆さん、本当に
ありがとうございました!

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写真は辛酸なめ子さん、スチャダラパーのアニ、シンコ、
TOKYO No.1 SOUL SETの川辺さん、
よしもとばななさん、放送作家の寺坂直毅くんらと。
たまたま湯浅弁護士の隣で、
まるで結婚式の様になった自分の悪運が悔まれます。

全国ツアーは
まだまだこれからなんだなー。
一生懸命じゃなく
丁寧にやってこ。
(ライブ中にお知らせした「ハガネの女」
の放送開始日は、5月21日(金)の
間違いでした~!皆さんごめんなさい。)


お花紹介。↓

セキナーシミザーシノラー

どんどん盛り上がってきた。
今日の松田聖子自然発生的手拍子には
笑いそうになりました。


皆で参加するバカバカしいことって、
なんと感動的な光景でしょう。
ああ~終わらせたくない。

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シノラーが二人。
あ、三人か。

お花紹介。↓

ヨコシマな私たち

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漫画家のおおひなたごうさんと。
今日も客席のほうがズラリと豪華。
(スチャダラ)ボーズ、YOUさん、藤井隆さん。
お花やバカな本など、
いろいろありがとうございました。


漢方薬と朝のにんにく注射で
のど復活。
ウチのコも見に来て
「どれが面白かった?」
と聞くと、
コドモ 「寂聴さん!」
即答。

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小池栄子さんと。

お花紹介。↓

のど

ずっと良好だったのどの調子。
しかし、ビバリーに出たら
ガラガラしてきた。

遠藤賢司さん、MISIAさん、阿川佐和子さん、
一青窈さん、いとうあさこさんら、
友人たちが客席に。
PATE屋の林さんにも
お会いできた。
でもこういう時は照れてしまい、
電話のほうが話せますね。

「PATE屋周辺の皆さんたちは、
ステキな人ばかりですね~」、
と、ウチのスタッフ。
そうだともキミ。

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 お花紹介。↓

CMデトックス

お休みなので
午後から映画か美術館かジムに行こう!と
思いたち、出かけましたが、
行ってみたら
いつもいいものやってるイメージの
渋谷Bunkamuraが
休日のようでした。
しゅーん。

そのまま時間を調べて映画館へ。
ピクサーの「トイ・ストーリー3」のCMで
あれよと思ってるうちに
すっかり泣きくずれ。

おもちゃたちが、成長した男の子に
捨てられるシーンは、今思い出しても
うるっときます。
信じられない!って顔してるんですね、、、。
大人の誰もが心痛いシーンかも。
本編ではすっかり寝てしまいました。

わかる。

朝から、にんにく、しょうがの
鶏と野菜のスープをたっぷり作って、
それを主食にし、
身体を温めて三茶へ。
おーいしかった。
手作り料理が久しぶりな気がしました。


ゆうべは同級生の和田君が
見に来てくれ、
「さっきまでステージにいたヒトって、なんか緊張する」
と、うまいこと言ってました。
わかる!めっちゃわかる。


私もヒトの楽屋に挨拶しに行くときは
なんだかとてもコワイ。
知り合いと会えば、お互い急速に
手を取り合うかのようになる。
自分のステージのときは無自覚なのに、、。


今日は新聞の取材もあり、
「失礼ながらもっとタラタラやってるのかと思ってました」。
笑いました。
うまいこと言う。
わかる。
わかっちゃダメだわな。


知人もたくさん楽屋に来てくれ、
嬉しかった。
PATE屋の皆さんありがとう。
写真は糸井さんとお料理の飯島さんと
ジアンジアン時代から
応援してくれているほぼ日のスタッフ。
わかる。

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私の緊張、誰も叱れず

 

 

今日のライブは
女の子が多く、客席が
かわい~感じでしたが、
私はそんな中、
たまに一人で汗をかき、
言葉もカミがちに。
デビューしたての新人か、でした。
そのぶん後半巻き返し。

私には特別な日で、
なんとこんな方が客席に
いらしてたのです。



 

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というのは冗談。
笑うわ!

 

 

 

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仲良し・サンボマスター山口くんでもなく、

正解は ↓

 

天国と地獄

どよめく笑い声と
STAINWAYの
ハーモニー。

客席では芸能人とともに、
ゲイの皆さんも
明らかに繁殖していました。
そのせいか私もなんだかノリが
お店のママさんみたいでした。

ママの日だもの。
あ、母の日か。

昼間、タクシーにケータイを
置き忘れたのを
気がついたのが、
ライブが終わってから。
あせりました。

ケータイを紛失すると、
お先真っ暗、ボーゼン自失、
みたいになってしまいますね。
ライフラインでもなかろうに、
とは思いたいけど
もう思えない、、、。

「もしかして、こういう忘れ物
ないですか?」と電話したら
あっただけでなく、
その親切な対応に
ひれ伏しそうになりました。

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2日目

今日は客席にズラリと
私のレパートリーの方々が
たくさんおられました。

失礼のないように、
ではなく
いっそあるように、
ことをいたしました。

おととい、新しいネタを書き、
「どうどうどう?
今日(ネタおろし)できるかな」、
と、スタッフに聞いたら
「ムリ!絶対!」

私も練習がいりそうだもんね、、、。
ココロだけハヤる。

忙しい中、ややこしい頼みごとを
頑張ってくれる映像スタッフの
クロちゃんに感謝しきり。

思いつくな、
って思われてるんじゃないだろうか。
えへへ。

いただいたお花、ロビーに
飾れず、ここでご紹介。

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東京公演

始まりました東京公演。
ワーイ!
芸能人がたくさんいらしており、
客席のほうが豪華みたいな。
 
いくつか、ネタの中身をまた変更。
ドキドキ。
 
東京人はさすがに
お笑い大好き、
芸能大好きな空気が
蔓延してるみたいで軽快でした。
 
お花に囲まれた楽屋に
笑い声と音楽が聞こえ
楽園みたいでした。
だから楽屋というのかな。


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私を呼んでいる

NHKでやってた
大竹しのぶさんのドキュメンタリー!
と、あとの綾戸智恵さんの「SONGS」、
両方さっき見ました。


ああ大竹しのぶになりたい。
ついさっきなってたけど。


今回のライブ、うっかりしてました。
大竹さんと桃井さんネタを
入れてなかった~。
どっかでリクエストくださいね。


今日は三谷さんとのラジオで
一瞬、自由劇場の吉田日出子になれて、
やっぱりいい声だなあ、
かわいいなあ、と思ってたとこだったので、
まるでネタの方が私を
呼んでくれてるような一日でした。


ネタが呼ぶと言えば「やもり」。
森山良子さんと矢野顕子さんが
私を呼んでいる。
私にはそう聞こえるの。 

ドラマ撮影

テレ朝ドラマ「ハガネの女」の収録。
職員室にいるシーンなど。
 
「たとえばこんなことするのはどうでしょう?」と、
自分のアイデアを監督さんに聞くと、
ああ面白いねえ、と採用してもらえたり。
若い頃は自分からアイデアを出すなんて事、
気恥ずかしくて、どーしてもできませんでした。
ありえない。
「書かれたものをそのまま
やってるだけですけど。なにか?」
という顔だったのではないでしょうか。
 
というか、演じることが
そもそも恥ずかしかった。
コントだと平気なのに。
 
最近は照れとの戦いはもう終わった。
変な自意識より、目の前のシゴトを
面白がって集中できるようになりました。
(遅いよ)
 
若いときのほうが、勝手な自意識で
社会をせまく、堅くしがちなんだな~。
もっと遊ぶべきでした。

ショパンのよしみ

ピアノを弾き語る
フジ子・ヘミングさんのモノマネ。
 
いつか、たまたま
ピアノの前で
しゃべってるうちにできて、
ラッキー!と、
喜んでたのですが。
テレビを見た方から、
「よく練習しましたね!」という
メールをいただきました。
ココロ痛い、、、。
 
ホント、練習してないんです、、、。
あんなの、練習しても、
ムリじゃないかしら。
 
「ぐうぜんできた」、
としか言いようがなく、
ほかの曲なんかではぜんぜん
できないんですよ。
 
これもショパン生誕200年の
おかげかもしれません。
 
いつかバチ当たる、
とも思いつつ。
でも、誕生日はモーツァルトと同じ
1月27日なので、
そのよしみでひとつ。

ALICE

コドモと「アリス・イン・ワンダーランド」を
見てきました。
コドモは、ティム・バートンの世界が
大好きなので、かなり夢中な様子。
チェシャキャットが、
一瞬フミフミ(猫独特の行為)を
した数秒間のシーン、
ちょっとよかった。
 
赤の女王はなぜか野沢直子が
演じてるみたいでした。
そのうち、直子ちゃんはうまいなあ、
みたいに見えてきました。
良い子・白の女王は
どっかそーっとふざけてるみたいで
笑えました。
 
「アリスの見せたラストの
一瞬の踊りは余計だったわなー。」
など、帰りにどうでもいいことを
コドモ相手にえらそうに
こぼしました。