OLD CASTLE, BY THE RIVER, IN THE MIDDLE OF A FOREST

いつか、友人とピアノの
調律の話になったのですが、
「人によってぜんっぜん違う!」
と言います。
私はそういう繊細な耳を
持っておらず、
私のかわいいSTAINWAYも
(半年に一度、エビネさんに
調律してもらったらあとは安心)、
という人間。
「そんなに違うもの?」
と言いました。すると、
「違います。私が信頼している方は日本人で、
その世界では有名なおじいさんなんだけど、
ホンットに天才的な調律で、
ピアノの弦に話しかけるかのように
調律をされているお姿と、
変化していくその音色に、毎回感動します。」
とのことでした。
ステキな職業、、、。
職人というより、芸術家に近いもの
なんでしょうか。

いつかは矢野顕子さんとも
調律の話になったのですが、
「こないだね、大々的な調律をしたの~」、
とおっしゃってて、
「大々的、ってどういう意味ですか」、
と言ったら、
「弦の下のフェルト部分の
総とっかえから」
とのことでした。
ひえ~。
プロの世界は緻密だなあ。

さてその友人、
「その方が調律をしてくださる
ライブがあります。よろしければぜひ」
とのことで、ゆうべ
上原ひろみさんとチック・コリアさんとの
ピアノ競演を
聞いてきました。

調律の良さはとうぜん私には
わかりませんでしたが、
競演の良さだけは、
さすがによくわかりました。

ブログのタイトルは、アンコール前に
プレイされた上原さんの曲。

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