ヒラメキ

高校生の頃、
私は矢野顕子さんの歌にハマリ、
一人ピアノの前で
日夜コピー(モノマネ)してました。
録音までして聞いたものです。
そしていつしか
こう思ってたものでした。
 
(このまま行けば、
私もいつかああいう風に気持ちよく
弾けるようになるかもしれない。)
 
ああいう風とは、
自分でこれだ!と思う音を、
瞬時に自由に弾けること。
アドリブで、スイスイ泳ぐ。
 
自由に歌うモノマネができるんだから
本当の自由だってやってくるだろう。
 
今はじっくり時間をかけての
カンニングだけど
そのうちに自分の答えが見つかり、
スラスラと出てくるようになる。
 
しかし、それから数十年。
誤算、、。
 
できるようでできないのでした。
この、(できるようで)の部分がさらに
悲しみへ拍車をかけます。
わ、湧かないもんだね~。
 
たとえばジャズピアノも
マニュアルをよく勉強した
「アドリブ風に弾ける人」は
たくさんいるけど、
本当にイメージが湧きあがって、
瞬時にうまく音色が混ざり合う、
なんていうヒラメキに、
勉強の方法なんて
そもそもあるのか、、。
と疑いたくなります。
 
それは音楽だけじゃなく
絵画や、お笑い、デザインでも
同じなのかなあ。
ヒラメキが欲しいんだよね~。
ツブヤキなら、
はやってるのにさ~。
 

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