2012年10月のエントリー

は?

「立見席しかありませんが、よろしいですか?」
と、映画館で言われましたが、
「桐島、部活やめるってよ」を
観てきました。

よかったよ、ぜひ、観て!
と言う気にはなれない難解さだけど
もう一回観たい、、、。
座って観たい、、、。

どんなメディアであれ、作るがわは、
「視聴者の頭を
できるだけ使わせない」、
「お客さまの気持ちに添うような」、
という風な気持ちが
溢れている昨今、
どうしてこんな作品が生まれたのかしら。
すご~い。

「こんな作品ムリっすよ~」
と、止めた人もいそう。
それは私かも。

ドキュメンタリーみたいなセリフも
心地よかったし、
高校時代によくある
「は?」(若干ケーベツ混じりの)
という、なんとも言えない
ズルなあのト-ンとか、
全体的に上手すぎる。
精神的恥部にキャー、でした。

あれにはこういう意味があるらしい、
などという説も読み、
言われてみるとそうなのか、
よくそんな風に解釈できるなあ、
と感心しますが、
屋上から飛んだように
見えた人は誰だったのか、とか
なんでここで泣くんだ、
桐島に何があった?
など、あとで湧いてくる
謎も手伝って、
もう一回観たくなっちゃった。

ドキドキ

こないだ、カフェで
待ち合わせをしていました。

早めについたカウンターで、
本を読みながらも
サンドイッチを注文。

食べようとしたら、
妙齢のご婦人がやって
きました。

「ちょっとすみませんけど、
席をつめてもらってもいい?」

「どーぞ?」

と言い、席を
1つずらした私。

こちらも待ち合わせなのか。
席が二つ必要なのね。

そしたら、ご婦人は一席には
バッグを置かれ、何やら
カチャカチャと音が。

「注射を打つもんですから。」
と、ひとりごとのように。

(えええええ!)

まったく表情を変えず、
(本に夢中でございます~)
なカンジで
実はめっちゃ驚いてる私。
フリーズ。
まじか。

(ここで、打つの?
大丈夫?)

実は私は自分が注射を
されてる時も、
こわくて見ないのです。

「ちょっとここ押さえて」
とか言われたらどうしよう。
きっと無理だ。
びびっちゃう。

今のうちに、そっと別の席に移動するか。
いや、それだとまるで
シツレイではないか。

糖尿病だったか、
確か自分で注射を打つってケース
聞いたことがあるけど、
あれってこんな気軽に
おできになるものなのね。

終わった?

などと、見てみたいけど、
なんかできない。

とにかく平然をよそおい、
コーヒーをまず飲む。

頭に入ってこないけど、
文庫本を凝視しろ。

サンドイッチをそろそろ
口に入れろ。

いちいち脳みそが指令を
出すのに、はい、はいと
従ってました。

とほほ

先週、金曜日のビバリーで
高田文夫さんが
電話で復活!
声がむしろ若返ってたし!
よかったねえ~
と思ったら、
「アウトレイジビヨンド」の
大事な部分を、バラしちゃってんのも
聞いちゃった、、、。
ほほほほ。
とほほほほ。
無邪気か、、、、。

昨日は仕事帰りに
約束してたもんで、
観に行ったんだけど、
「聞いた事を短時間忘れられる方法」
が欲しかった。

ほほほほ。
とほほほほ。

それでも面白かったな~。

役者さんは、
セリフ覚えるの
めっちゃ楽しかったんじゃ
ないか。

そう睨みました。

打つ

山下洋輔さんのライブで
福岡へ。

メイクをしていると、
隣の山下さんの楽屋から
ぱちり、ぱちりと
たまにいい音がする。

なんと、地元の方と囲碁を
なさっておられたのでした。

囲碁とか将棋、俳句とかを
やってる人って、
自分の宇宙と漂う時間を
持ってるようで、それだけで
尊敬してしまう。

ちなみに私が得意のは
トランプのスピード。
バカっぽい。。。。

むかし一度、番組の中で、なぜか
浜崎あゆみさんと松たか子さんと
私の三人で、スピードを
やったことがあるのですが、
(普通は二人で競うもの)
その時の自分は
ものすごく大人げなかったです。
必死。


さて、コンサートは
山下さんのピアノに私のネタ、
連弾や、合わせ技などやり、
会場も満員で盛況でした。
皆さん、ありがとうございました。

私のネタに
すぐウケてくれる山下さんは、
いつもニコニコ。

そして打ち上げ直前まで
片隅で連載の原稿を
パソコンで打っておられました。

碁石を打ったら、
鍵盤を打って、
パソコンキーも打つ。

飲む打つ買う。

じゃなかった。

打つ打つ打つ。

ひじも。

でした。

楽しいラジオ

ニッポン放送
「清水ミチコのミッチャン・インポッシブル」
(土曜午後4時~)
10月20日のゲストはピースのお二人。
もう収録をしときました。

二人ともおかしかったー。
ナミダ出ました。
初披露「きたかぜちゃん」もさりげに登場!
ラジオはやっぱり楽しいな~。
よかったら聴いてね!

目をつむる

野沢直子ちゃんの実家で
飼ってた猫の話。

なぜか、イタズラをするときに
限って、目をつむるんだそうだ。

ある日その理由が
わかったという。

おそらく
自分が目をつむっていれば、
人からも見えないのではないかと
考えているらしい。

そういう算段らしいのだった。

おかしい。

その光景をふと
思い出させるのが
森口さんの会見でした、、、、。

カラオケ

三谷幸喜さんとの
番組収録の帰り、
和田誠さん、南伸坊さん、
糸井重里さん,
作家の松家仁之さんらと
カラオケへ
行ってきました。
わ~い。

三谷さんも
誘ったのですが、お忙しい
ご様子。

歌謡曲ってしみじみいいなあ
と思いました。

面白くて、
ドラマに浸れる。
それなのに、3分くらい
という短さがいい。

また歌謡曲が
復活してくれないもんかなあ。

あと、カラオケ屋という
職業も作ってくれないかなあ。

ヒト様の
カラオケに参加し、
2~3曲歌っては
盛り上げて帰る、という
流しのような仕事。


IMG_2687.jpg

すみました。

電車で隣の席にいた、
おじいさん。

途中、立ち上がってドアに
近づかれたのですが、
ふと見たら、座ってたイスのところに
鍵のついた小バッグみたいなのを
忘れておられるではないか。

いかにも大事な
バッグ、とお見受け。

渡そうとして、それを持って
つい追いかけ
「すみません、これ」つったら、
無視された。

私の華のなさ。
誰も見てないだろうけど
恥ずかしい、、、。

(ナンパ失敗。ヒソヒソヒソ。)
そんな声が聞こえる。

しかたなく、
ひじのあたりをツンツンと
指でたたき、
「あの、これ違いますか?」
と聞いたら、
ものすごく驚かれて
「あっ、あの、すみました!」と
大声で言われました。

(大事なものだったんだ)、と
その安堵の顔に
書いてはあるのですが、
何しろ突然の事。
あせりによって、
「すみません」と、
「失礼しました」が、
ミックスとなったらしかった。

破れ声

アンガールズ田中さんと、
ドランクドラゴン鈴木さんの声は、
高くてやぶれてる
みたいで面白い。

のどの空気の漏れ、って
カンジ。
どうやったらシューシュー
できるんだ。

チャンネルまわしてて
この声を耳にすると、
なんか(おっ?)と
拾い物したかのような
気がして、ついとめてしまう。

こないだはビバリーで
アンガールズとご一緒したら
「ジャンガジャンガ」が、
ふとテンポダウンしていることに
気がついた。
老人会のよう。

なのに声だけは
まんま高かったのであった。

パシャ

8名ほどで、番組の
打ち合わせ。

初顔合わせの人も多く、
ちょっとした緊張感が漂い、
中にはあせる人も。

一人「(現場の)画像を見てもらいましょう」と
言いながら、写真の撮影ボタンを
押してしまったらしく、

「パシャ!」

し~ん。

とさせた人がいました。

思わず、
「今、テーブルの写真、
撮りましたよね?」と
言ったら、みんなの笑い声。

「ご指摘下さり、この空気、
 助かりました。」
と言ってくれました。

こんな事があるとすぐナゴむ。

いい事したわ~。

新宿・PITINNスタジオで
山下洋輔さんと
リハーサル。

って、すごい三行だ。

落ち着く、カンケーねえゾ!(何が)
と、ハラを決めていったのに、
いざ連弾となったら
座っただけで汗が噴出。
だら~。

(おや、汗をかいている)
と、思われるんじゃないか?と
思ったら、また汗が出る。

焦った、という漢字は
汗った、の方がピッタリくるし、
もはやこっちでいいじゃないか
と、思いました。

という自分に比べて、
いつもニコニコしている
山下さん。

怒った顔が想像できない。

顔に書いてある。
「ヘタだっていいじゃないか」。

本物のピアニストというもの、
だいたい
①根っこがおっとりしてる。
②明朗でサバけている。
③なぜか猫好き

というカンジ。

「12月に、矢野顕子さんの
 コンサートに出るんですよアタシ。」
と言ったら
「アッコちゃん、怒ってないんだね!」と
笑っておられた。

「それが、ぜんぜんなんですよ。」

そう言いながら
考えた。
普通はないんだ。

なんと人に恵まれていることか。

私の課題は、
感謝のキモチを
いかにして伝えられるかだ。

なめてやるぞ~。
汗らないぞ~!

探偵

放送作家さんに聞いたのですが。
番組の企画で、「探偵特集」
をやってみようと
なったんだって。

さっそく街の探偵会社を
調べて、電話して、
聞いてみようとお願いしたら。

「いっさいお答えできません。」
とのことだったそうです。

すごーい。
プロフェッショナール!
信頼できる~。

と、思いました。

あんまり
頼りにしたくないけど。

敵は自分にあり

ずっと前、私が、
「この洋服、お気に入りでさあ、
 番組や取材なんかで3回以上着てんの。」
と言ったら、
知人が、心底びっくりして
「同じの着てる、って
 思われるの、怖くないの?やじゃない?」
ってなことを言ってました。
知人もタレントさんなんだけど。

実はその人や私の
ファッションなんか、
(観てる人は、たとえ何度か同じでも、
どうでもいいだろう)
と思える。

っていうか、
実際どうでもいいと思う。

たとえそれが
ファッションモデルであろうと、
(こないだと同じの着てる)
と、人が思ったとき、
不快にさせるだろうか。

むしろ、オシャレに
興味ある人が気がついても
あ、同じヤツだ、で
終わるはず。

ではないでしょうか。

毎回違う服を着て出てるのが
タレントさんだけど、実は
「いつも同じような洋服」とも
とらえられているというか。

しかし、どうやら人は
いつも勝手に誰かの目を
気にしてる。
つか
自分の中で見えない敵(?)を
作り上げている、と
思わずにはいられませんでした。

ちなみに私のその服は
ブルーのワンピース。

今だに着心地よくって、
大好き。
手洗いしながら
大事に着用しています。。。

言っても(ああこれね)、とは
誰にもわからんでしょうが、、、。

今日はそういうことに。

言われたい言葉アズ
ナンバー1のように思える
「愛してる」。

しかし、誰もなかなか
上手に使いこなせない。
正直どうも、口に出したとたんに
(空々しいいい~っ)て
なっちゃう。
平気でさくさく言える人も、
ちょっと苦手。
仮縫いの服を平気で
着れますけど?
みたい。

ってな意味のこと、
いつかもこのブログに
書いたけど。

今日はも1つあった!
と思いました。

それは、「楽しい~」です。

いかに本当にめちゃくちゃ
楽しい現場で、
誰もがそう思ってる時ですら、
一人にこれをつぶやかれると、
なんでなのでしょう。

とたんに、「ハイ解散!」
っていうか
「ハイひとくぎり!次。」
って感じになることないですか?

とたんに魔法が
ふっと消えちゃうような。

わざわざ「表現しなくっても」
ってカンジなのかな。

う~ん、こう書きながらも私も
理由はよくわからないんだけど。

面白い!とか
嬉しい~、
気持ちいい~、
とかならぜんぜんアリなのに、
「楽しい~」だけ
どっか口寒い。

うん。
口寒い、これだな。

今日はそういうことにします。