義務と趣味と

和田誠さんの事務所で
南伸坊さん、阿川佐和子さん、
三谷幸喜さん、レミさんらと。

またいつものメンバーで
集まったという。。

美味しく楽しく
また、頭のおかしい人たち。

ところで、帰りがけに
レミさんがこんな事を言った。

「ワダさんったらさああ、
またお絵かき(ワダさんは著名イラストレーター)
したいんだって言ってね、
お正月もお絵かきしたい
なんてって言ってねえ、
海外旅行を途中で
キャンセルしちゃったのよ~。」

とのこと。
おおお。

たいがいの人が

「得意な分野を
仕事にすると、最初はいいけど
だんだん義務となってきて、
とたんにその作業に心が遠のく」
なんてことをよく聞く。

義務って、どんなことでも
急に減速しますもんねえ。。。

でも、そっかあ。

ワダさんはイラストが
義務じゃ
なかったんだなあ。

どんなことでも
ここで大きく道が
分かれそうですね。

ここにも一人
いらっしゃったのねん。

お正月も好きな事を
やっていたい人。

フレンチ

ライブ用映像を作ってくれた
インダちゃんたちスタッフ、オット、
マネージャーらと7人で
ごはんを食べてきました。

こんなに豪華なのにお安い、
と評判の下北沢「ディアログ」。

写真アップしちゃお。

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しかもこれ食べながら、
貧乏経験談に
花が咲くという。

ウケた~。

なんで貧乏な話の方が
ずうっと
おかしいんだろう。

実感がわくんだわな。
きっと。

メリークリスマス!

私からのプレゼント。

本日発売
「趣味の演芸」。

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10枚目のアルバム。

わくわくドキドキ。

よかったら聴いてみてね。

買うのかよ!

iTunesでも発信中!

舞踏会

お正月、武道館公演を
観にきてくれる
という友達と、
メールでやりとりをしました。

お正月なのにすみませんねえ、、、。
無理しないでねえ、、。

ところがです。
中に一名、
書き間違えた方が。

「清水さんの舞踏会に行きます!」
となっていました。

目を覚ましてください。
私たちは今後も
舞踏会には
呼ばれません!

ボルサリーノ関さんでした。

笑ったあ~。

物語の世界。

イブ発売

私の10枚目のCD
「趣味の演芸」。

いつも発売前に、業界の方に
手渡すのですが。

今日、
ニッポン放送に行ったら。

私の大好きな
サウンドマンの
大村さん(嘘をつかない男・
そしてミタニさんとの
番組もずっと一緒にやってた)
が、こんなことを。

「ずっとクスクスして、寝ながらも
聴いて笑ってたんだけど、なんか
最後の『たまには』って歌に
なったら、勝手に愛を感じてしまい、
泣いてましたよ。」

マジか。。。。

レコーディングしながら
なんだかどうにも似てない、
のになあ。

なんか、欠点は
ハッキリあって、悪い。
それなのに、
どこか悪くない、
っていうネタでした。

ま、こんなの含めて
ワタシなんだわな~。

なのに、そこに
泣いてくれてたなんて
大村くん!

あんたってのは、

いったい

どこまで

子分肌なんだ!

(そっち?)

横浜

ロケで横浜へ
行ってきました。

海と街との
景色ぐあいよ。

カモメとイルミネーションの
割合の絶妙さよ。

最強~。

なんてステキなところでしょう。

メトロのマークが
東京と違うのにも
ビックリしたけど、
映画で見たことある!?と
思ったら、
モンスターズインクの
デザインにそっくりなのですね。

私自身

ほぼ日のスタッフの皆様による
「我ら、勝手に清水ミチコ応援団!」
ありがとうございました。
カンゲキ。
そりゃ、当人ならそうでしょう。

まわりからもずいぶん
えらい愛されてるんだねえ、なんて
言われました。

そしてです!
まるでこれを立証するかのように
「女性自身」さんが、なんと
この事実に「感銘を受けた」のだとか。

「ウチもやっていいですか?」と、
私の武道館公演の応援に
自ら買って出てくださいました。
いいの?

こんな事があるなんて。

ヒトの情って、いつも
タダなんですね。

なんとありがたい事か。

今週、水曜日発売の
女性自身。

さっき買って見たら、
めっちゃマニアックな
写真と内容。
笑ってしまいました。

常にいがみあってるような
週刊誌とタレントという
常識的なる位置関係。

に、見えてるのに。

こんな温かみよ。。。。

ホントにありがとう。

ああ、私がBIGだったら
もっと話題にも
なるってのに。。。。

リフレッシュ

NHKホールでの
「矢野顕子さとがえるコンサート」を
オットと観に行ってきました。

席について、じっと時を待つ。
こういう時間が
すごく贅沢な時なんだなー、
と感じた。
ジタバタしないでわくわくする。

矢野顕子さんとTINPANとの
演奏に、とても感動した。
オレがオレがオレが、
オレのオレのオレこその、
にならないというか、
さらっとしてて芯があり、
よくしなる。

大人になるほど
いい演奏ができるなんて、
本当に年を取るのが怖くなくなる。

やっぱりコンサートは行くものだ。
帰りに二人で乾杯しました。
何もしてないけど。
お店の野菜料理も美味しくて、
今日は知らない間にリフレッシュした!

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フォアグラバターとインカの目覚め(というジャガイモ)

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空芯菜とキノコのハム乗せ。

ものすごく好きな人が
先だってしまって、
このところ
私はずっと何をしたって
面白くない。

普通に生活できている。
普通に仕事ができている。

小さな自分の一部が
死んでしまっただけ。

あの人は私にとって、
特別なヒトだったな~。

中年というのは
このまま将来ずっと
しばらく好きなヒトばかりを
見送らなくちゃいけないのか?

「オヤジ殺し」と言われた
このアタシですよ。

順番にこういう
気持ちになるのに
慣れなくては
いけないのらしい。

フン。バカバカしい。

自分が死ぬより
悲しいことがあるだなんて。
こんなバカなことがあるか。

かといって、
今のうちに
尊敬しているあの方に
本心では
「私がどのくらい
実はあなたをいかに尊敬してて、
心底好きでいるか」、
なんて、じっさいは
やっぱり言えなそう。

関係ないんだな~。

なんでだろう。

生きてると、
つか、互いに向き合って
言葉にすると、とたんに
「変」になるのですね。

情熱は押さえなくては
いけないらしい。

なんでなんだろう。
この方が正直、
楽なのに。

結局、言えないままで
後悔させられるように、
人生は
なっているのでした。

ああ、変人だと思われてもいいから
一人一人に目を見つめて
いつか面白半分に
言ってみようか。

私がホントは
いかに心から
あなたを愛しているか。

や、変でしょ
やっぱ。

できる男

信頼していた
ディレクターが息をひきとった。

お見舞いに行く日だった。

彼のお母さんが寄り添って
おられ、
「あんた、清水さんが今日来るの
知っとったけん、
さっき息をひきとったんじゃろ?」
と、彼にやさしく語りかけた。

本当にそうなんじゃないかと
思うくらいの笑顔で、
心の中でいろいろツッコんだ。

「ほら、口元が
すぐ笑ってしまうんよ」。
「ホントですね。」

直しても直しても
口角が上がるだなんて
本当におだやかすぎる。
羨ましいな。

私は対面しながら
そうだ、あんたの顔も
大好きだったんだよな~、と
思った。

お地蔵さんみたいな顔で
今は本当に仏さんだ。
かわいいのう。

大した人格で、
我慢強い一面があった。
誰よりも番組を
盛り上げながらも冷静で、
この人のために
面白くしたい!と
思わせるような
魅力がいつもあった。

ちょっと皮肉をいう時は
小さな声になるところも
私に似ていた。

夕方から
バラエティの収録があって、
(いったい自分は
大丈夫かいな)、と
ちょっと思った。

けれど、数時間後、
すっかり彼の事は
忘れて笑っていた。

前もこんなことがあった。
自分は案外忘れるんだ、と
思ったら、
父親の亡くなった日であった。

と、話しかければ
「いやいやいや、そんなん
こっちも重いですから。
さ、仕事やってください。」
と、いいそうな顔が
浮かんだ。

私はいつもすぐに忘れる。

彼の命日も忘れるかな、と思い、
スケジュール帳に
書きこもうと思ったら、
たまたま夫の誕生日と
重なっていた。

これでずっと忘れられないわ。

最後まで
できる男だねえ~。

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