2005年11月のエントリー

パッチンガム

ついこないだ、三谷幸喜さんとのラジオ『Docomo Making Sense』
(J-WAVE)で、共感しながら笑ってしまった事。
それは二人とも、(育った場所ははるかに違うのに)
子供の頃に、「王様のアイデア」ショップのファンだったことです。
昭和35、6、7、8年に生まれてた人なら、なおのこと
わかるかもしれません。今でもなお健在のお店なのですが、
昔はもっともっと胡散臭く存在していたんです。
というか、ちょっと子供には刺激の強いジョークがいっぱいでした。
私が好きだったのはなぜかパッチンガム。
ロッテのクールミントなどにそっくりな形状なんだけど、「どうぞ」と
差し出すとパチ!と取った人が恥をかくというイタズラもの。
イタズラするだけでなく、そっくりなのに、違うんだよなあ、
というところが不思議で、じっと何度もながめたものでした。
映画「三丁目の夕日」にもたくさんなつかしいものが出てたけど、
駄菓子やさんなんて、本当に見かけなくなりましたね。
と、ほのぼのしたエッセイ風にしめてみました。

わたしんチ

前回の続き。
山下洋輔さん、つい先日、なんと偶然にも岐阜県の飛騨高山は
斐太高校へ、音楽講師として招かれてらしたんだそうです。
で、その帰りに、私の実家のジャズ喫茶にも寄ってくださったんだとか。
めちゃ嬉しいニュース!!
そしたら、、。

なんと実家はお休みしてて(両親のバカバカ)、やさしい山下さん、せめて写真だけでも撮りましたから、お送りしましょう、との事で、送ってくださいました。さっそくこちらにもお見せします。おすそわけ。 

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山下様をウチに案内してくださったのは、地元のコサカ楽器(レコード店)
のコサカさんで、この方は、私が高校生の頃、「矢野顕子というヒトの
レコードを注文したい」と、たのんだところ、翌週、まちがえて和田アキ子の
レコードを届けてくださった、思い出のショップのオーナー(でも人格者)。

ちなみに、私の弟はその日、まるで高校生の保護者のような顔をして、
母校まで自転車飛ばして山下さんの講演を拝見しに行ってたんだそうです。

こんな偶然があるんですなあ。
ちなみに店の名前はイフ。イフて君。

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スッキリする方法

私は、ひっそり思い出し笑いをすることが多いタイプなのですが、
思い出し怒り、は、もっと多発してしまいます。
これは精神的に一番よくないし、時間の無駄だし、さっさと忘れよう
とは思うのに、何だか気がつけばそのシーンが頭に何度も再現される。
わああ、また思い出してる!と、まるで不幸な恋愛中です。
で、こないだ、"アッターきた"事があったんですが、今回はそれを
蒸し返す前に、そうだ!山下洋輔さんのエッセイにこんな名文が
あったじゃないか、と思い出しました。それは、こんなような内容。
「誰しも自分の怒りのエネルギーに逆にやられてしまう時がある。
そんな日は、その湧き上がったエネルギーや衝動を、ピアノに、
あるいは芸術的行為にぶつけるとヨロシイ。」
で、さっさとその通りにしてみたら、ほんの1時間であなた、
ホーント、頭も身体もスッキリしました。ピアノじゃなくても、
何かを表現するって健康的行為でもあるんだなー。
と、ひとつ賢くなりました。
オススメです。

さて、来週はなんと、そんな山下様から偶然いただいた、
衝撃の驚くべき写真をお見せします。待っててねー。