ブログ

ずっと前に読んだ
末井昭さんの「自殺」という本。
ぐいぐい引き込まれました。

金言はたくさん出てくるのですが、
ふとしたところにも
感じ入りました。

末井さんは
しょうもない事もやってきた。

で、(もう自分なんて)、と
自暴自棄になってた時のこと。

ふと「ブログを書いてみた」、
というところがあります。
ここは一見なんだか
文字にすると安っぽい。

それなのに、
その言葉に対しての
コメントだか返事だったか
詳細は忘れましたが、

自分の言葉に
返事をしてくれる人がいて、
えも知れぬ喜びになった、
ってな箇所が
とても印象的で
よかったのでした。

どこかで誰かが
返事をしてくれてる
って実感が
あれば、
それだけで人間
生きていけるもんなんだ、
ごはん食べられるんだ、
光がさすもんなんだな、っていう。

たぶんそれは
わかるよ~、という安直な言葉でもいいし、
おまえ何言ってんだ、
でもいい。
正解なんてどっちでもいいんだろう。

返事があるってだけで、
嬉しさを覚えた、
みたいな箇所。
嬉し哀しいところ。

暗闇はいつも誰にも
すぐ手に入ってしまうけど
希望もまたすぐ隣にあるもんなのか、
みたいなカンジ。

だけど、普通にブログを
やってるって人に
そんな事に希望を
見いだせないもんですよね。

賛同しないコメントいらない、だの
うっとおしい、だの。
聞きます。
でも孤独じゃない、なんて
言えるような人は
そもそもブログなんて
書かないと思います。

(誰ぞ知るや
ゆうべおまえが食った
うまいものをや)
ですよ。

私は孤独が格別に好きな性癖だ、
と思ってただけど、
そうか、家族とかがどこかに
いる、ってのがあってから
楽しめてたんだなあ、
ブログも雑文も。
などと思ったのでした。

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