フソン

私の全国ツアーも千秋楽。

毎回ネタを少しづつ
変えていって、
カットしたり、増やしたり。

愉快だった。
こんな面白い事が
ほかにあろうか、でした。

しかし、そうは言っても
こうやって終わってみれば、
ちゃんとごはんの味がする。
味がわかるのです。

やっぱりツアー中は、
どこかでずうっと
夢の中みたいな
緊張感もあったのかな。

繊細な人では
やっていけませんね。
神経が図太くなければ、
脳みそがハイなままで
自分の切り替えが
できなくなりそうです。

ところでここで
発見したこと。

ステージに上がる前に、
(ちゃんとお客様のキモチを大切に!)
など、きちんと思ったりすると
なぜか結果がイマイチ。

(どーでもいいけんねー)、な
ナメたような態度でいられると、
全部スムーズに行くって事。
フシギでした。
ピアノもなめらか。

軽い思いも
伝わるんでしょうね。

腰の低い、謙遜かつ
謙虚な芸なんて
確かに意外と見たくないものかも。

いつでもすぐできる
ってワケじゃないけど、
このフソンな態度は
これからもおおいに
身に着けたいと
思いました。

もう充分ついてるか。
治すべきか。

渋谷公会堂が最後だったんだけど、
2階席のお客さんの中に一人、
大丈夫ですよ~、という風に
落ち着いて私をじっと見てる
顔がありました。

うん?と、
もう一回見たら
ウチのコドモ。
客席でもわかるもんですねえ。
びっくり。
包み込んでんじゃねえぞ!

観に来て下さった皆さん、
本当にありがとうございました~。

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