共感

古本屋さんに行ったら
吉本隆明さんの著書が
100円で売られていた。

ずいぶん昔に
読んだことのある本だったけど
どれ、と思って買い求め、
夜中に読んでたら
紙きれが一枚はさんであった。

さすが古本だ。

紙切れを読んでみたら
その本の中にある
気に入ったらしき言葉が
〇〇ページ、などとともに
書かれていたのでした。

わざわざ文字にするなんて。

よほどに愛された本なんだ。
どうして古本屋に売ったかな。

ハッとわかりました。

きっとお亡くなりに
なったのかも。
と。

でも、なんだか
怖くなかった。

ふつうぞっとしそうな
もんなのに。

共感するって
すでに
弔いに近いのかしら。。。。

などと思いました。

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