芸能
芸能って面白いなあ~。
音楽、演芸、映画、
やっぱ大好きだ~。
基本が、ファン体質
なんだと思えました。
今日はつくづくそう
感じられました。
芸能+「界」が好きな人は多いし
芸能+「人」になりたがる人も多い。
けど、「芸能」そのものが
大好きってヒトは
案外まわりにいない気がする。
「界」という世界は
あるんだけれど、
反面架空みたいなもので、
芸能「人」はまた、
なってみるとすぐに
あきられやすいし、
驚くほど本人の方があきる。
あれ、こんなもんか、って。
だけど「芸能」そのものは
昔から静かに生きていて、
人を飽きさせない。
それが微妙にヘタだとしても、
なぜか長く愛されたり、
逆にあんまり上手な人が
ミッチリ綿密にやっても
嫌われてしまったり。
「芸能」のデリカシーたるや
いつも正解がなくて
えんえん謎めいている。
そして、昔と比べると
だんだん人類は確実に
芸達者になってきている。
芸能の「素数」が、
「核」が、増えているカンジ。
ダンスにしろ、
超技巧プレイの演奏にしろ、
歌唱力にしろ、
達者な子役にしろ。
芸能知能は
まちがいなくアップ
している。
しかも照れ屋、
あがり症な人間が
減っている。
「幼いころから
その姿をビデオに撮られ、
モニターに映る自分を見つめる」
というのに慣れてきた、
というのもあるかもしれない。
けど、エライもんで
そのぶん、どこかで
「うまいだけで形成された
パサパサ感」を
見出してしまう
デリカシーもまた同様に
成長している気がする。
ああ、うまいだけだね、って。
テクニックのみのものは
淘汰されて行く。
しかも専門家に
よってではない。
多数の並の感覚が、
優れた芸能を感知しながら、
造っていっているみたい。
そんな感じもするのでした。
これだから、やっぱり
芸能は面白い。