察する

きのうはスポーツ誌に
「沢田研二、コメント控える」
と、ありました。

なんだかホッとしました。

答えない、という気持ちが
わからない人など
いないですよねえ。

最近は、何でもとにかく
言葉で表現しないと
いけないような風潮があって、
ニュースなんか見てても
被害にあった人の家族にも
すぐに「今のお気持ちは」、なんて
聞いたりして、見てるこっちが
第三者ながらハラハラします。

だけどまた、じっさいは
(案外答えることができるんだな)
なんていう身内の方もいたりするので
なんとも言えないとこなのですが。

インタビューアーの人も
よくまた、こういう日、
こういう立場の人に
心中を聞いたものですな。

もともとそういうことが
おおらかにできる人が、
こういう仕事についてたりするのかな。

でも、どの道、
こういう時の人間というもの、
何をどう口で言えたところで、
いかに上手に言葉で飾れたって、
どれも本心じゃない
と思いますよ。

もっとばくぜんと「うつろ」
になるんじゃないでしょうか。

真っ白で、
言葉にもできない
空虚な心情。

だから、聞くべきじゃないのよね~。

HOMEへ戻る