習字

小三のころ、いきなり

習字教室に通わされました。

イヤだった~、、、。

通うのめんどくさい、、。

ウチの親は気まぐれなとこがあったので、

思いつけば、コドモに

ふいに何かがやってくるのです。

やれやれ。

でした。


しかし、これがなんと、

いざ、机に向かってみると。

おおおおお。

なんと気持ちよい、、。

この心地よさはなんたるもの、、、。

オドロキでした。


し~んとした中で

墨をすったり

気持ちを落ち着かせて

自分に向き合う。

0になっていくような。


こんな経験は

初めてだったし、

白い半紙に

墨がにじんでいく気持ちのよさ、

書き始める出だしの

緊張感もたまりません。


ところがです。

「成績悪いから習字なんか

 もうやめろ!!!」

との発令がくだされました。

私も好きだから続けたい、という

ほどでもなかったのか、

は~い(ごろごろできるし)で

終わりました。


先日、私のマネージャー・タナカは

なんだか眠れない夜、

「思い切って習字をしたら、眠れました」。

と言ってました。


なるほど、

リラックス・リラックス、と

思ってても眠れないけど、

一瞬の緊張感を身体に走らせた方が

逆にふわっと眠気がさすのかも

しれませんね。

彼女はまだ20代なのに、

70代の落ち着きです。

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