ブキミ
先月のこと。
ガーデニングの本を
買いました。
節電をふまえでもなく、
「グリーンカーテン」
そのものに
興味をもったのです。
はわせただけで、
緑の大きな陰ができ、
なんでもそれは
「そうとう室温を下げる」
というではないですか。
初心者だと
「ゴーヤが一番手っ取り早い」
とありました。
さて、それを読んで
面白半分に
オットの部屋の窓の下に
5つのゴーヤの苗を植え、
朝顔のように葉っぱを
上へ上へとはわせることに
したのですが。
これが、日々
のびるのびる。
実は今まで、
「家庭菜園なんかで
野菜を作ってる人」
を見るたび、
(あなたがたは、なんだか
語り合ってるね?)
みたいなカンジを
持ってました。
野菜が実るほどに、
その成長が
(かわいくてしょうがない)、
みたいなカンジ。
おそらく、そこには
えも言えぬ喜びが
あるのだろう。
私はまだ知らないだけ。
しかしです。
こんな事を書いたら
叱られそうですが、
ゴーヤの成長ぶりが
日々、ものすごく
気持ち悪い。
ひょっひょっひょ~。
と毎朝笑ってる
バブルな社長を
見るかのようで、
景気がよくて、
むしろ笑いが止まらない。
そういう生命力のたくましさと、
くるりんと伸びる触手には
たまらないガメツさを
感じてしまうのです。
(もしかしたらこの緑の
にょきにょきには
思考回路でも
ついてるんじゃなかろうか)。
などと、ゾーッとしながら
水をやりつつ
心で(きみわりいー!)
と、絶叫。
こんな気持ちが
わかる人って
いるものかしら。
このたとえようもない
生命の不快感と
きれいな緑の
美しさ。
ふたつが織りなす
調和の不思議。
その両立たるや、
あなた。
なんとも言えないものが
あるのですよ。
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