身体能力
先日、またナカガーさん(もとマネージャー)とともに
古武術を習いました。
あ、古武術といっても、相手を倒したり
ボコボコにするのではもちろんなく、
身体のうまい使い方(疲れずケガせず)を
個人的に教わってみたのでした。
私の場合、ピアノを弾くときの
姿勢や、歩き方など、とにかく個人的な話を
アドバイスもらった、という感じ。
弟がまだ小2だったころ、
担任の先生に
「せんせい、
ぼくのおかあさんが、まいにち
きっさてんのこーひーをいれてるのですが、
おゆをそそぐとき、てくびが
いたそうで、かわいそうです」
と言ったら、その先生が
「コーヒーポットなど
注ぐほうの容器を
できるだけ低い位置に置いてから
落下させるような形にすると
少しは楽になるんじゃないかな」
と、おっしゃったそうで、
母は「そんなことを即座に言えるなんて、
なんて頭のいい先生なの!」、
と感動し、さっそく実践していました。
それまではキッチン台の上でしてた作業を、
シンクの底へと位置を
ひょいとずらしただけで、
あら、本当に楽ちん。
って、簡単なことなのに、
知ってると知らないじゃ
ぜんぜん違うんですね。
身体をうまく使えるということは
本当の教養なのだなあ、と
思いました。
皆さんもたとえばじゃがいもの
皮を剥いたりするときに一度
シンクの底で作業してみてください。
手が楽ちんです。
I think so.