なぜに

テレ東でやってた
「男はつらいよ」第一話を
家族で見ました。
いいセリフが多いですねえ。

「おい寅、今のこの拳はな、
俺からじゃねえ、おまえの
父親からの一発だぞ!」
「バカ言うない、俺の父親は
もっと痛かった」
など。
泣いた泣いた。
なんだかずっと
泣きたかったんで(ドリカムか)、
快感・開放状態の二時間。

それにしても、なんでこれほど
不器用な人間の良さや、
人情を訴える作品を、
真逆とも思われる
隣の国のトップが
大好きなのか?

本当に不思議。
これがわかるのか、、、。
少しはわかるのか、、、。
想像しながら観ました。

もしかして、政治的にでなく、
渥美清みたいな人間が
彼の裸の心を叩けば、
開けてくれる日も
あるのではないか、、、。

なんだかそんなことも
考えてしまいました。

結構、乱暴なシーンや
セリフも多いこの映画、
かつこんなにまわりに
迷惑な男、という
設定も含めて、
今の時代、逆に学校で
上映したらいいのでは?
とも思いました。

「学校で暴力いっさいダメ!
教師なんか、なおダメ!」
と、やに美しくなってからというもの、
静かなる犯罪が
確実に増大してるように
思えます。
音を立てなければ、できる!
みたいな。

私たちの時代は、
親からも先生からも
体罰というものが
当たり前にありました。

耳に、脳に響く音でした。

しかし、体罰を受ける側は、
音や痛み以上に、
恥ずかしさが一番にあるので、
まわりは
(あいつの、今泣かされている
ああいう運の悪さを
避けるためには)
と、必死で考えます。

それ、教育上、一番のコト
ではないかと。
希望を歌うシンガーも多いけど
絶望もね。
歌いにくいけど。
あんがい実感として
大事じゃない。

ナゼイツモ、シンブンノウエ スワリダスカ。

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