映画監督日

仕事の帰りに、
渋谷PARCO「ナンシー関展」へ。
大切にしていたであろうカセットテープや、
本人のノートなど、貴重なものもいっぱい。
胸もいっぱいなまま、本なども買い、
バッグもいっぱい。
詰まってしまった。

版画も文章も、才能あふれる作家だけど、
私はあの人の「顔」が好きだった、と
わかった。

「明日は命日(6月12日)だから、混むかなあ」、と
さりげない、事務所のタニワキさんのコメントに
ファン心理を見ました。
ありがと!って、私が言うな、ですが。

そのあと、ユーロ・スペースで
イラン映画のキアロスタミ監督特集、
「クローズアップ」に間に合いました。
映画監督になりたい貧乏な男が、
監督になりすまして家族をだまし、
裁判にかかる、という
セミ・ドキュメンタリー。

蹴られた缶がいつまでも転がっていくシーンや、
録音マイクの故障など、
いわゆるサービス精神は
ぜんぜんないのに、
映画への思いが伝わる不思議な映画。

映画への熱い思いは、きのうも
「ザ・マジックアワー」で見たばかり。
作風によってえらく違うから、本当に
面白い世界ですねえ。

夜は、サユリちゃんと
本多劇場・伊東四朗一座へ。
面白くないはずがなく、
会場はクーラー最強にしてました。

帰りがけ、久々に山田洋次監督と遭遇。
短くあいさつ。

なんだか思いがけず、今日は
「映画監督」について、
ずうっと考えさせられた一日でした。

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