違和感
先日、めっちゃ若いお笑い芸人
数名とご一緒しました。
それでふと
思い出したのですが。
デビュー当時、ネタがウケず、
落ち込んだ時のこと。
学生時代、クラスでは面白かった。
華やかさこそないけど、
いぶし銀のような存在の私に
まわりがウケていたあの日々、、、。
と、思いをはせたりしたのですが、
実は、それもそのはず、なのでした。
結局、田舎でも都会でも
教室の中はもともとが
ウケやすい場所だったのです!
ふざけるとすぐに注意され、
即効で真面目な空気にもどされるので、
ふざけたぶんだけおかしいし、
目立つ上、しかも(ちょっとならヨシ)、
と、やや暗黙に許されてるという、
結果的にはものすごくお笑いに
やさしい土壌だったのです。
ところがこの業界に入っての
一番の違いは、
うまく言えませんが、
「清水さんというのね。ハイ。
さ、どんどんふざけてください。」
と言われるところです。
「あ、、、?」
でした。
なんなの、とたんにふざけたくなくなる
この気持ち。
「さあ早く長く強く」
と言われるほどできないもんだ!
とカメラの前で痛感しました。
遅いよ~!!
今は昔と違い、お笑いの養成学校が普通にあり、
そこを出るという方が多いのも
よーくわかります。
おそらく、まずは誰にも訪れるであろう
この「ふざけろと言われる違和感」に
慣れるのではなかろうかと。