コンクリート社会
私のかわいい、猫のアビ。
いつも外に出よう出よう、としてます。
脱走したがるのです。
それがせつない。
けれども出せば、すぐに車を追いかけそうで怖い。
猫もかわいそうだけど、はねてしまった人間も
何も悪いことしていないというのに、
それはずうっと辛いらしい。
そう聞いたことがあります。
ともかく今日は、よっしゃと思い、
私は帰宅してからアビの首にリードをつけ、
ほんのちょっと外に出してあげることにしました。
ヒト様から見たら
「猫を散歩させているイタイ人」でしょう。
いろいろあるのよ人にはハッハー。
飾りじゃないのよ涙はハッハー。
しかし、それなのに。
アビは(自由だ!)ってな輝く感じで
走るのかと思ってたら。
家から数歩のコンクリート地面に背中を
押し付けてダラダラするだけ。
ああ、いいわあ。
みたいな。
そして数十分そのままシーン。
あまりに退屈で、私は文庫本を読み始めました。
いったいコンクリート部分の、どこがいいんですかね。
ネイチャーの真逆のはずじゃない。
ネットで調べましたが、
理由はよくわかりませんでした。
こちらはアワビ。 なんてうまいんですか。