2005年6月のエントリー

6月ですな

先日、知り合いから勧められて、NHKのドラマ「新選組!」を、(DVDで)
生まれて初めて全部見ました。私、歴史物にいっさい興味なかった
人生なんで、初・大河でもあったんですけど、これがホント、おもしろ
かったんですねえ!はまったー。数日、睡眠時間減ったもん。
とくに最後のDVDの一枚なんか、(最後は大体こうなってしまうらしい)、
とは人の噂でわかってたんで、見るのが、というか、DVDを皿んとこに
置くのすら、つらかったほど。重かった。ともかく、感情的になってました。
まあ、泣きました。脱力したなあ。

数日後、それとはぜんぜん関係なく、たまたま私は前から見たかった
映画「五線譜のラブレター」をどっかでやってないもんかと「ぴあ」を片手に
調べたら、三軒茶屋の小さな2本立て映画館でやってて、友達誘って
見に行ってきたんですよ。
そしたら、道がすいてて、かなり早めに到着してしまった。
で、見る気なんかさらさらなかった一本目の「アレキサンダー」の
ラストシーンだけ見てしまったんですよね。
したら!!レクター博士が出てるじゃないですか。A・ホプキンスさんが。
そんじゃ、五線譜見てから、ちょっとこの映画も見てみるか、と思ってさ。
私個人にとっちゃまるで、今週だけ連続歴史三昧ですよ。
残酷物語でしたね。とにかく死んじゃう。

しかし、紀元前300年ほど前にいた、アレキサンダーの太古っから、
このつい百何年ほどか前の新選組の史実まで、とにかく人間ってのは
しょっちゅう殺しあいばっかしてたんですねえ。事実なんですよねえ。
これが正義よ!などと一度思ったら最後、それに賛同しない相手を即座に。
最近でこそ、校内暴力、家庭内暴力が、などと、テレビでもまるで
「信じられない!」みたいな顔をしてますが、ヒトのDNAって、
そういう残忍な快楽が、もともとある性質らしいですね。
これ、認知しとかなきゃいけないかも、なんて思いました。

こんな悲惨な現状に見えるかも知れない社会だけど、これでもまだましに
なってる、っていうか成長の最中なんだ。なんてね。
原始時代から現代までの歴史を、仮に「ある一人の人間の成長記録」
なんてふうに考えてみると、ちゃんと大人になってて、昔よりおだやかに、
やさしいところが見えてきた、などと、希望的な灯りが見えてくるのでした。

まさか

こないだマネージャーと一緒に買い物に行ったんです。
そこにたまたまテレビカメラの一行が来てて、何かしら、と思いつつも
とにかくなんとなくサッとさけたんですよね。写ってたらカッコ悪い
じゃないですか。なんかねえ。私のマネージャーは若いせいか、
すぐに「たぶん、『恋するハニカミ』ですねー」とわかったようでした。

そして、翌月のこと。
知人から、「あの番組にたまたま映りこんでたのは清水さんでねえの」、
というメールをいただきました。どうやら、やはりハニカミのようでした。
ハズカシー!!!
番組の録画を見せてもらったら、たまたまその日は急な雨だったせいで、
私が濡れないように顔を覆ったようにしている、というわずかなほんの一瞬。
どっちかというと、顔もわからない状態の私を、よく見つけたなあ、
とそっちに感心してしまいました。
それにしても、こういう形でテレビに出たのは初めてのことでした。
本当の意味でハニカミ。