長谷川洋子さん著
「サザエさんの東京物語」
を、また読んだ。
また読んだのに、
面白い。
なぜか三冊も買っていて、
まわりにも
配っているのだった。
サザエさんでおなじみ
長谷川町子さんの妹さんの
エッセイ。
これを読むと、町子さんの
横顔や、
家族ならではの一面を
知ることができて、
時に心配になったり、
へえ~、こんな激しい一面も
あったのか、と驚いたり。
洋子さんの謙虚な人柄や、
短く描かれていたんだけど、
一番上のお姉さんの
戦時中の恋愛には
何度読んでも
涙がこみあげてくる。
こないだは
牧山桂子著
次郎と正子―娘が語る素顔の白洲家
を読み、やっぱり
垣間見られる人間っぽさが
ものすごく面白かった。
おかしい。
単純におかしい。
物欲って、なんなんだろう。
なんて思いが
さまよいだす。
チャーミングだけれど、
娘さんから見れば
欠点もあったんだなあ(当たり前よね)
と、しみじみくる。
そして、そんなことを知ると、
どんなエライ人も
とたんにとても
身近に感じられる。
「サザエさんの東京物語」
投稿日:2015年5月30日