こないだ伊勢丹で
あるバッグに一目惚れ。
値段を見て一人で悩み、
迷いました。
こないだは自分の
誕生日だったんだし、
(買っちゃおうかな
でもさすがに高いなあ。
どうしようかな)
そして、決めました。
(翌週も欲しかったら
買いに来よう。
今日はいったん出よう。
頭を冷やすのだ。)
そのあと、
知人と会うことに
なってました。
私たち界隈では
「できたジンブツ」と
呼ばれてる若い人。
私がさっきまで迷ってた
話をすると
「買ったら?」
と、一言。
「え、そうかな~」と
言ったら、
しばらく私の顔を見て
「欲しいものが
あるなんてね、
正直それだけで
私はうらやましいんだから。」
「ええ?!あんた
物欲ないの?」
「ないの。
本当に昔から
欲しいものがなくて。
だから迷ったこともなくて。」
と、答える友人。
心底驚く私。
心底驚く私。
二回書く。
ゆえに彼女は
ショッピングの
楽しみもないんだそうだ。
仏陀か。
なるほど彼女の
家の中は、
本当に清潔で、
余計なものがなく、
いつも隅々まできれいに
掃除されている。
ピッカピカ。
モノがないから
掃除しやすく、
断捨離もしやすい
のかもしれない。
私は帰り道、
なんだか自分で自分に
恥ずかしくなった。
私の部屋には
掃除をする以前に、
まず「隅」が
ないじゃないか。
必ずモノが置かれてる。
「隅」は伊勢丹にも
売り場がなかった。
物欲が強いのかなー。
いや、よく考えると
買い物欲がまず
強いんだな。
博打に似てて、
たとえ賭けに負けても
この次こそ、となって
止まらない気がする。
たぶんバッグは
来週買うんだろうな。
治らない。
でも、そのショックが
あんまり深かったので、
親しい友人に
ぜんぶ話したら
「え!私も。」
と言います。
「どっちの、私も?」
と、聞いたら、
「私も、モノを
欲しがる気持ちが
羨ましい。」
マジか!
再度驚愕する私。
再度驚愕する私。
二回書く。
でも嘘をつくような
ヒトじゃない。
自分だけ
モノと共に
昭和世代に
取り残されてた
みたいでした。