「コロッケ蕎麦」
という、思えば
斬新なメニュー。
駅そばには
たいていは
置いてあって、
しかもずっと売れてて、
美味しいらしい。
いつか食べよう
次こそ頼もうか。
とは思いながら、
まだ一度も食べた
ことはない。
理屈では合いそう。
コロッケの衣も
じゃがいもも
蕎麦のつゆも、
決して自分を
主張しない。
「私はいいです。」
と、三方向が
どうぞどうぞと
遠慮する。
そんなトリオが
味でケンカする
はずがないのです。
では、
いつまで経っても
毎回注文しないのは
なぜか。
だいたい
味わかる。
この予感が
勝つのでした。