「ラジオビバリー昼ズ」放送中に
瀬戸内寂聴さんの
訃報が入りました。
面識こそないものの、
数十年前、一方的に
モノマネをしてた私に、
お葉書で手書きの
お礼をいただいた
ことがありました。
とても恐縮し、また
心から嬉しくなりました。
出家されながらも
お酒やお肉などを
楽しみながら、
話される姿。
過去の気難しい、厳しいイメージを
くつがえして、人々の気持ちを楽に
開いてくれる感じ。
説法のCDを
聞いたことがあるのですが、
お金の冗談が多いことに
気がつきました。
考えてみたら、
お金の話は
誰もが身に覚えがあることで、
切っても切れない世界。
だからこそ、どんな人にも
入りやすく、わかりやすく、
また笑いやすいんですね。
そのうえ人を傷つけたりしない。
と、これはあとになって
感じた事なのでしたが。
人を論破したりせず
むしろ楽しそうに
本音も吐く。
正論を声高に
語る宗教家よりも、
日々、笑顔でいる
ということだけで、
善である。
と、そんな風に
お見受けしました。
勝手な誤解かもだけど。
ご冥福をお祈りします。