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市原悦子さん

投稿日:2019年1月13日

市原悦子さんが
亡くなってしまった。
私は彼女のナレーションが
個人的に
とてもとても好きだった。
どことなく孤高な感じが
するんですよね。
ふつう、ナレーターには
みんなに話しかけるような
「親切心」というものがある。
それなのに、市原さんには
どことなく、かつ誰にともなく、
閉ざしているような
自分空間がある。
ここがよかった。
パーティなど
みんなが集結するような
明るい現場はおそらく
苦手だったのでは
ないだろうか。
結局、私は一度も
お会いできなかったのだけど、
自分勝手な思いのままに
彼女になりきってから、
という朗読などには
ある種の快感があったのでした。
モノマネってものは
いつもあとから言葉で
分析するしかないのだけど。
コロコロところがるような
あの高い声も特徴だけど、
もうひとつは
感情をコントロールする
人間性が大きかったような。
感情が高まったときに、
それを厳しく瞬時に
抑える、というのかな。
発声に、自分をみだりに
さらけ出してはいけない、
というような品の良さを
感じていました。
音楽における
リズムキープみたいな
ものでしょうか。
エチケットに
似ていますね。
自分を律する、
ということほど
清いことはないのかなあ、
と思いました。

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