夏目三久さん(←めっちゃお人好し)の
「はくがぁる」という番組に、
能町みね子さんと出ました。
テーマは「カラオケについて」。
アナウンサーって、なんでか
頭がいいのを
誇示するフシがあるので、
若干苦手なんだけど、
夏目さんだけは
本当に可愛い。
頭はいいのに
邪気がないというのかな。
ずっと見ていたくなる。
能町みね子さんは
私に似てるけど、
これまた逆に
人の良さが、この日は
バカみたいに出ててよかった。
(カットされてませんように)
で、その時は
わからなかったんだけど、
今になって能町さんの
歌を聴いてた時を
思い出してしみじみと
わかった。
歌ってものは、
意外と社交性が
あるもんじゃ
ないんだ。
むしろ
内省的なものがなければ
聴いててちっとも
面白くない。
逆にそれさえ持ってれば、
どんなにヘタでも
ものすごく面白い。
聴きたくなる。
歌にはどこか、
ちょっとだけ覚悟して
暴露する勇気を愛でる
ようなところがあるなあ、って。
スピッツさんの
歌もそういうところがある。
歌ってのは
一見「音楽」みたいだけど、
実は音楽でも
ないんじゃないか?
なんて思った。
モノマネにも
そういうところがあるんだろうな。
ウケたい!
などと思って
あるあるネタみたいにやると、
何かがどこかで
シャボン玉の泡みたいに
すぐに消える。
それなのに
「この人になりたい!」
って気持ちは
単純で永遠に
わかりあえる。
たとえば、矢沢永吉さんに心酔して
モノマネしている男のことを
誰ひとり嫌いに
なれないんじゃないかな。
そこには
うまいもヘタもない。
音程がヘタだったとしても、
何も生じない。
つくづく人間は
ヒトに厳しいようでいて、
本当はずっと
わかりあいたかった!
という生き物なのかも
しれませんね。
ま、そこが、
「わけもなく恥ずかしい」
という
理由なのかもなのですが。
共感
投稿日:2016年7月22日