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ロールキャベツ

投稿日:2015年1月11日

私がなぜかばくぜんと
昔から嫌いな料理。
それはロールキャベツ。
ぜんぜん食べられたりは
するんですけど。
なんとなく昔から
ずうっと嫌い。
いちいち
おどおどしている。
まずまずの味で、
誰からも嫌われない。
でも個性は絶対的に
ありえない。
同じスープで煮た
キャベツとひき肉が
別々に存在するなら
私は全然いいのだ。
しかし、わざわざ
一度しっかり野菜と肉を
巻いてから、
じっくり弱火で
コトコト煮こみましたよ、
しかも最後トマト味で、
ってとこ。
ここに、
一回でも私は
手間かけましたから、
って重さがある。
だから、カケもしないし
冒険もないし、
面白味もないんだろ、ってとこ。
誰からも好かれる
味にしてみました。
ここまではまだいいけど。
あなたのために、
ってのが
コトコトうるさい。
「コトコト」は、
「ガタガタ」よりも
耳につく。
「コレはグラム一万円の肉である」、
のガタガタよりも、
なぜか
「100円の肉だけどさあ」
というコトコト説明のする音の方が
断然耳に
こうるさい。
それが料理全体に
感じられるのです。
歯触りもヤだけど。
と、身勝手な話ですが。
音楽の趣味にも
そういうところがあります。
素材を活かして、
もっとあなたの手間ヒマを
はぶけなかったか?
なんて。
コビを感じると、とたんに
素材の味が飛んでって
しまうんですよね。
と。
嫌い、という気持ちは
好物よりも
理屈が自分よりすぎ
ゆえにヘンタイな
おかしみが
出やすいものですね。
なぜか苦手な料理、
あったらぜひここに
教えてください。

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