若い頃、
永六輔さんと知り合った
さらに後日、
本格的なザ・芸人の方を
紹介されました。
「これからどうする
つもり?」と
その方に聞かれて
「散々だったら
すぐやめるかもです」
と、笑って
答えたのですが、
ギョロっとした目で
「やめる。
そんな事は
無理だよあんた。
この世界は。
一度出たらね
やめられないんだ。
おっそろしいよ。
爆笑を知るとね。
しかもその逆に
もっと出たいって
なったって
今度は舞台から
呼ばれなくなる。
オレいつも思うもの。
結局、自分の
意思じゃないんだ。」
カッケー。
マルセ太郎さん
という方。
知的でしびれた。
ただ、そんな
クールな事を
言ったあと、
本番でなさるのは
マジ大迫力の
サルの本格的モノマネ
なんだけど。
ふふふ
盛岡・仙台のライブ後、
(なんて楽しいんだろ。
そもそも私ってなんで
ここにいられるんだっけ)
と、ぼんやり
思ううちに、
そんな思い出が
よみがえりました。
よかろうと
悪かろうと
呼ばれてるうちは
しゅくしゅくと
ベストをつくすしか
ないのだなー。