CSで「アウトレイジ」の再放送を
やっていました。
このシリーズには
楽しみ方が実は
二つある。
と、私は思います。
一つは、映画を普通に
楽しむ面白さ。
そしてもう一つは、
役者さんが、
それぞれ心酔できるセリフを
勝ち得た快楽を
わかちあえるところです。
おそらく役者の皆さん、
自宅でのセリフの自己トレも、
いかに快感だったかが、
見てとれます。
私だって男だったら、
配役されたならば
どんなにうれしいか
わからない。
非情な役ほど
嬉しいかもしれない。
よく自分の隠された
一面を見つけて下すった、
なんて。
「ほーお、ぬかして
くれたもんやなワレ」。
など、皆さん、どう見ても
憧れの言い回しに
えも言われぬ輝きが
一瞬一瞬に見つけられるのです。
誰だっておそらくは一度は
ワルになってみたかった。
なのにあんがい自分は
常識の範囲で
まずまずに生きるのを選んでしまう。
そういうようになっている。
だからこそ、この機を
待っていた、という気持ちが
輝いています。
こういう文化は
これからもずうっと
スタれないのであろう
とも思いました。
アウトレイジ
投稿日:2019年1月21日