「 年別アーカイブ:2018年 」 一覧
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投稿日:2018年11月28日
仕事終わりに、
映画
「ボヘミアン・ラプソティ」
を観てきました。
いつか海外で
暮らしてた友人が、
「暮らしてみると、
アメリカ人って
日本人よりだんぜん
顔の美醜なんかより
「歯」に関しての
美意識がめちゃくちゃ
高くて驚いた!」、と
言ってたのを
聞いたことがあります。
インタビュアーが
フレディ・マーキュリーに対して、
「あなたはなぜ歯を直さないの?」と
聞くシーンがありましたが、
そうでもない日本人の私ですら
「おい!」でした。
率直か!
ちょっと笑っちゃった。
ラスト20分で泣く、とは
聞いていたのですが、
私はライブシーンよりも
本人がメンバーに
「悪かった。
もう一度一緒にやってくれないか。
俺、どしたらいいスかね?」
というシーンに
めっちゃ泣けた。
私はもともと
誰かが反省し、それを言葉にして
悪かった、間違ってたジブン。
とあやまる行為には
ものすごく弱いのですが。
彼がソロになって
いざバンドを
離れてみたら、初めて
どんなにいいメンバーか
よくわかったと。
今のメンバーは、誰も
自分に逆らわないんだ。
意見を言わないんだ。
なんてとこ。
誰も意見を出せないバンド、
こんな寂しいことが
あるだろうか?
でした。
やっと王様になれたのに、すぐに
裸の王様に変わるという皮肉。
私は実は、彼の洋服や髪形など、
全身細やかに
ピッチリとしたキメなど、
苦手なところが
大いにあったのでしたが、
強気な音楽の裏にある、
フレディ・マーキュリーさんの
率直な言葉には、
心底ぐっときました。
あやまりたくなりました。
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投稿日:2018年11月27日
小坂忠さんのコンサートへ。
私は音楽の「ソウル」って言葉を
よくわかっていなかった
のだけれど、
今日、小坂さんの声で
初めて目の当たりにした
気がしました。
本当にあったんだ。
職業における「音楽」と
人生の「マインド」との両立は、
神がかったように
シンプルであり、
地獄のような難問のようです。
誰もがどっちかに
大きくかたむく。
そして今日は
歌を歌わない
矢野顕子さんの
ピアノ(小坂忠さんとのデュオ)が
別格だった。
歌っていたに等しい
演奏だったけど。
ストレスレスに
育った環境の牛肉は
めっちゃうまい
と聞きますが、
才能に溺れることなく、
個人的にそうならないように
自分を放牧させてきたからこそ、
上にもならないし
下にもならずだった。
こんなことが案外
できないんじゃないかな、と
思った。
こういう現場では特に
誰もが努力したり、
腰低くしたり、
大きく見せてみたりする。
でも矢野さんは
小坂さんと対応するMCが
めっちゃ普通だったうえ、
牛肉(ピアノ)に
うま味のケタが違った。
私ね、あのコ若いころから
目をつけてたんですよ。
私は心から胸を張りたくなった。
しかも、特に国からなんの
受賞もしてないんですよ。
欲しがってもないんで
いっつも自由でいられるんですよ。
って。
心が躍った。
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投稿日:2018年11月25日
決定しましたね。
大阪万博。
70年代、
私が小学校3年だったかの頃、
両親に連れてって
もらった、あの記憶。
今でもあの興奮は
忘れられません。
特に行きたいなんて
思ってなかったんだけど、
到着したら、
面白すぎて、まぶしくて、
文化というものはすごいことなんだ、と
思い知りました。
展示を見て、日本って
(三井・三菱館)
すばらしいではないか!
と、カンゲキしました。
1960年代あたりに
生まれた人なら、
この気持ちは
きっとわかちあえます。
そのくらい
本当に芸術的で
未来的で。
親も機嫌がよかった。
しかし、フランス館でのランチに、
親が二人して
「見事にまずいな~。」と
笑ってて、私は
(そういうことを言うな!)
と、静かに憤慨してました。
私も正直うっすら
まずさを
感じてたんだけど、
口にしたら決定的になるやんけ!
先進国やぞ!
けれど、二人はすっごく
苦しそうに、幸せそうに
笑ってた。
月の石だって
ちゃんと見たのに、
夜はおいしいものも食べたのに、
結局、あんときの
味がまずかった、とか
ホテルひどかった、とか
文句こそがまるで人生で
一番楽しいかのように
二人でヒソヒソ
わかちあってました。
このコ(私のこと)、
幸福感に
浸ってるし。
ヒクわ~。
みたいな気配すら
事実、ありました。
あれ。
いい思い出のはずが。
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投稿日:2018年11月24日
野田秀樹さんのNODA-MAP
「桜の森の満開の下」を
観てきました。
すっごくきれいな舞台で、
役者さんもまた
まさに命を懸けた
ような熱演。
いったい本番後、どうやって
日常にもどるんだろうと
思うような異空間。
お芝居って凄いんだな~。
私には無理だわあ(←誘ってねえから!)
と、泣きながら思いました。
絶賛のつもりで
「鳥肌が立ってさ、
ずうっと寒気がしてた!」
と言ったら
「それ、ただの風邪だね。」と
古田新太さん。
笑った。
ちょっとCM。
11月25日(日) 10:55~ 読売テレビ
「クチコミ新発見!旅ぷら」
11月27日(火) 20:00~フジテレビ
「潜在能力テスト」に出ます。
よかったら観てみてね~。
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投稿日:2018年11月23日
ナレーションの仕事
がありました。
しかし、スタジオに
40分も前についてしまい、
近所のファミレスで
時間をつぶすことにしました。
ファミレスって、なんて
気楽な場所なんでしょうか。
全体的に
無機質であるということ。
ここが一番の魅力です。
最近、こんなことが
たいした
親切になっているのです。
しかし、さすがに
隣席のお客さんに
「無機質で」とは注文できません。
後ろの席の人たちの会話が
よく聞こえてくるんだけど、
それが妙に濃かった。
「だから、マイケル
ジャクソンが亡くなったのは
ぜったい陰謀なんだよね」、
と、真剣に言ってました。
「歌で平和を訴えすぎたじゃん。
それ、面白くない人種も当然
いるわけでサ」。
「そうか~!
暗殺だったんだね~」、と
真顔でヒソヒソ。
疑いに上手も下手もない、
と思ってたけど!
なんとなく
下手いた!
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投稿日:2018年11月21日
渋谷ジアンジアンでのライブ時代から
ずっとお客さんでいてくれるSさんから、
(いつもありがとうございます。)
「『おしゃべりアラモード』で
しょっちゅう身体を
掻きすぎ。」
という意味のメールをいただきました。
笑った。
確かに私にとって冬、
とくにスタジオは
ずっとかゆい。
しかし、今までも
そうだけど、なるべく
掻かないでいよう、
という思いから
「掻く」という言葉を
イメージしただけで
もうかゆくなる。
こう書きながら
えらいもんで
腰と肩を
掻いている。
もしも私のモノマネを
する人が出て、
身体をかいてしゃべってたら
それが大正解なのでした。
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投稿日:2018年11月20日
最近、なんでもカードに
たよってしまっている私。
お財布の中身も
現金入れ部分は
スッキリし、
薄くなっています。
それが当たり前になってた
のが、さっき悲惨なことに。
しっかり予約もしてた
お芝居を観に行くのに、
その薄いままの財布で
入ってしまったのです。
「7,500円です。」
あっ!
お金がない!
5000円札
一枚しかない!
「すみません。別のお財布を忘れて
しまいまして。」
と、しどろもどろで
わけのわからない言い訳で
入れてもらい、
明日の支払いにしてもらいました。
ものすごく
恥ずかしかった。
前半の芝居など、ぜんぜん
頭に入ってきませんでした。
こんなに心から
ゲンナマが欲しい!
この手に!
今すぐ!
そう叫びたいほど
思ったことはありませんでした。
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投稿日:2018年11月19日
知人ととんかつを
食べに行ったら、
カウンターに
カップルが座ってました。
「ね、これも見てよ。
フフフ。」と、ケータイで
何やら面白そうな
動画を二人で見ようと
してました。
そしたらです。
お店のご主人が
「スマホばっか見てるんじゃないよ!
ちゃんとしっかり食べてくれよ!」
と一喝。
カップルは黙って
即座にスマホを
しまいました。
シーン。
と、同時に
カウンターにいた
サラリーマンらしき
お客さんたちも
全員いっせいに
そっとスマホをしまいました。
音もなく。
黙々と
ただ黙々と
とんかつを味わいましょう。
みんなの気持ちは一致。
とにかく公然で、
叱られるのだけはイヤ。
ご主人は
カップルが帰っても
「なあ、ケータイ見るってなあ?
ありえないよなあ?」
と、独り言のように
ブツブツ言ってました。
それでも
みんなの気持ちは一致。
黙々と
ただ黙々と
とんかつを味わいましょう。
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投稿日:2018年11月16日
今日は朝から
忙しかったけど、
深夜まで
素晴らしい人に
たくさん会えた日でもあった、
貴重な時間でした。
やっぱり人間と
一対一で顔を合わせるのって
大事なんだなあ。
いつもの仕事とは
意味が違う。
そして頭のいい人って
さりげなく優しいもんで、
あの言葉は
すごく良かったし、
カバーしてくださってたんだ、
などと、あとになって
気がつくのでした。