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一周

投稿日:2015年11月14日

ずっと前のお話。
某番組で
いただいたお弁当が
もんのすごく
おいしくなかった。
なんというか、
無機質だらけで、
ごはんのアテがない。
おかずに、これといった
味つけが皆無なのだった。
出されたもんに
ワガママ言うな!
ですよね?
でも、言いたいのは
そこじゃないんです。
実はこういう時、
いいところが、
おいしいところが
たった1つだけ
あるんですよ。
それは、
まずい時って、
なんでか知らないけど
「めっちゃ心底笑える!」
ってこと。
私はお先に
いただいてたので、
メイクさんが
食べるのを、黙って
「知らないフリ」
を通しました。
そしたら、途中、
ウッ、と考える感じに。
「でしょでしょ?」
と、話しかけ
和気藹々。
私はずっと笑いを
こらえてたので
なおのこと
爆笑なのでした。
なんで、こうなってるんだ?
これをなぜむき出しに
入れとくか、
など、真剣に細かく
おかずについて
マネージャーともに
話し合い。
また、こういう時は
ハッキリ言って
あんまり細かに
文句言うのは
失礼さが先に立つのか、
面白さが激減してしまうもの。
本音を手短かに
スッキリと言葉に
するほど
面白いんですよね。
でも、不思議。
おいしいお弁当に
ちっとも「笑い」は
やってこない。
しーん。
おいしゅうございました。
ところが、
まずい時だけが
ものすごくおかしい。
涙が出るほど
なのだ。
生命力すら
湧いてくる。
お金持ちの家庭に
あんまり面白い芸人が
出ないのもわかる。
普通においしく、
日々、幸せなんじゃ
ないだろうか。
などと思う
そこまでは
よかった。
しかし!
あんまり
おかしかったもんで、
私は翌日、
このお弁当の事を
詳細に渡り、
スタイリストさんに
説明したら。
「それって、ごはんが
こういう個性的な
カンジになってて、
おかずがこうなってて
お箸がこうなってる
ヤツでしょ?」
「そうそう!間違いない!」
「私も食べたことがあります。
食べる前に、スタッフさんから
じっくり聞いたんですけど、
あれ、なかなか手にできない
逸品なんですって。
ヘルシーを大切に
してる会社だから、
今、雑誌なんかでも、
ものすごく注目されてる、
めっちゃ高級な
お弁当らしいですよ。」
マジか!
でした。
おらたちの舌が
なんもわかってなかったのけ。
まちがってるのは
圧倒的に私らの
方なのでした。
あの爆笑は
むしろあちらの方から
だったのに違いありません。
文化たるもの、
どんなものでも
(ファッション、文筆、音楽、料理)
一周するように
なってるんですね。

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