アリ

オットが気に入っている
大きめのボストンバッグが
あるんだけど。

何年使ってるのか。
さすがにもう持ち手が
ボロくなってきた。

その持ち手の部分だけを
近所のカバン屋さんで
直してもらいました。

そこのご主人は、
すっごくのんき。

口ぶりでわかる。

きっとお店の持ち主だから
土地代もいらず、
のんきな商売でも
やっていけるのかしら。

「コイツはいいカバンですね~。
お直し代はちょっと高くなるけど、
直しても長く使える、
いいカバンですよ。」
と、のんびり言ってくれた。

そこまではいいんだけど、
それから2ケ月。

連絡すると言ったのに
ちっとも連絡がこない。

電話したら。

「あ?ああ、あのカバンの方。」
さっそくのんきだった。

「持ち手の皮の部分は
店にもう届いてますよ。
修理できます。」
当たり前だ。

なんてのんきなんだ。

ここで電話しなかったら
やってなかったな。

でも、なんだか
怒る気になれない。

こんなのんきな人は
久しぶりに見た。

アリなんだな。


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