テンポと自由

今日の収録は
ホントーに楽しかったし、
確実に勉強になった。

私の矢野顕子モノマネ
プラス、
弟の細野晴臣モノマネ
という収録だったんだけど。

めったにない、こんなご依頼、
心から本当に
感謝しました。

オンエアは来年
なんだけど。
嬉しかったあ~。

でも、何度やっても、
本番で弟から(リズムが)
「また走った」
「悪いけどもう一回。」
と、小声で言われる。

「素人ほど、高揚してしまい
よくテンポを走るもので、
遅くなることだけはまずない」、
と、昔、ジャズ系のヒトから
聞いたことがある。

確かに、私はすぐ
カンゲキしてしまい、
高揚しちゃうのだった。
高揚はすぐに走り出す。

最後のテイクは
シラけるほど
忠実にしてみた。

これでよいのだった。

火事場で騒ぐヤジウマほど、
消防署の冷静な判断が
見えない、聞かない、口だけ出す、
みたいなもんだろうか。

テレビのカメラ前での
演奏なんか、私の方が慣れてる
はずなのに、
弟の方はふだんバンドで
やってるから
独りよがりにならない。

冷静にテンポをキープ
できてるという。

思えば、
バイト先の上司でも
会社内の人間関係、
バラエティにおいても、
「独りよがりによる小さな迷惑」
ってのは、ホント
ありがちな光景。

めっちゃそこ、
直したいんだけど!

けれども、(いま思えば)
弟も所詮はシロートなのか、
この収録が
決まった日から、
毎日10キロ
高山の街をウオーキングしては、
8キロ痩せたという。

しかも今日演奏する
一曲だけを、その40分間
リピートさせながら
歩いたんだそうだ。

そして当日も、
早朝から
ずっと練習してたそうだ。

そのせいで、
本番向かうほどに
眠さとも戦ってたようだった。

ウケる。

私は当日はたっぷり
寝すごした感。
野太さも一種の
スター性ぞ。

今日のこんなスタジオでの収録、
私たち姉弟は、ホントーに
生涯の宝物となりました。

これ以上の幸せは
おそらく、今後は
もうないでしょう。

私の葬式で流せる映像も
決まった気がしました。

それほど、なんだか
サカタさん、タナカさん、
オカザキさんとも
一緒だったせいか、
究極に幸せでした。

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